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夜に咲く名前のない恋人達
第2章 ホストクラブデビュー
心配するフリをして、この人も私をバカにしたかったんだ。

「もういいですっ!!」

ホストなんてみんな最低だ……

つまんない……

もう帰るっ!!

ぷりんはくるりと背を向け、ジュリアの店内に戻ろうとした。

「泣き止んで良かった。もうこんな所に来るなよ? 新人アイドルさん」

背後から、ルカの声がした。

「へ……?」

思わず振り返る。

確かに、ぷりんは泣き止んでいた。

でも……

ホストって、女に恋をさせて、甘い言葉で騙して、店に呼ぶ努力をするものじゃないの……?

私も騙される寸前だった……

それなのに、なんで……?

ぷりんに向かって、ルカが歩いてくる。

「アイドルがこんな所に来ちゃダメだろ……
いつかみんなに好かれるアイドルになって、笑った奴を見返してやれよな……」

通り過ぎざまに呟くように言ったルカは、そのまま店内へと消えていった。

どういうこと……?

心の中に、わずかな違和感が残る。

バカにして笑ったクセに、最後にはそんな優しさを見せるなんて……

何なんだろう、あの人……

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