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夜に咲く名前のない恋人達
第3章 ルカと歩むアイドル道
すると電子タバコを吹かしながら、不機嫌そうにスマホを眺めている姫が言った。

「そりゃ妹って言うでしょ……客とか好きなアイドルなんて言ったら、1週間くらいでぷりんは、女に刺されちゃうから」

ホストクラブは、女の嫉妬が渦巻く世界。

姫の話も大袈裟な話ではない。

刺される。と聞いて脅えるぷりんとぽんに、目を合わせる事なく姫が立ち上がった。

「ぷりん。ホストが自分で金を払って女を喜ばせる時は、恋人の可能性も無いことはないけど……ほぼ育てに回されてるだけだからね……」

「育て……?何ですか?それ……」

「育てっていうのはね?文字通り、太い客にする為に、育てるってこと。ぷりんがルカを好きになって、借金してでも、お店でお金を使うように仕向けるって意味」

突き放すように話す姫に、ぽんが怒り気味に言い返してくれた。

「ぷりんが男に貢ぐような子になるわけないですっ!!」

「別に本当の事を言っただけ。ホストがそんなに簡単に人を好きにならないと思った方がいいよ……」

ファンの前の態度とは全然違う。不機嫌そうないつもの姫に返す言葉なんてない。

姫の方がホストの世界を、ぷりんの何倍も知っているのだから。

アイドルとして売れた時に、私を金づるにするってことだよね……

心のどこかではわかってた……

ルカくんはホストなんだから……

やっぱり大好きなんて書かなきゃよかった……

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