この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夜に咲く名前のない恋人達
第3章 ルカと歩むアイドル道
『妹だから応援してやってよ?』

ルカがSNSにそう書き込んだ日から、ぷりんの特典会の列は明らかに変わった。

いつもより長くなった列。

そして漂う様々な香水の香り。

アイドルのファンなら、原色のTシャツにリュック、タオルを首にかけているようなおじさんが多いのに、ぷりんの列だけは違う。

ハイブランドのバッグに、巻き髪、ピンヒール。

ぷりんの目の前は、まるでホストのチェキ会である。

ルカの客が、わざわざ会いに来てくれたのだ。

応援してやってよ。

そんなルカくんの一言で動かせる女の子が、こんなにいるんだ……

やっぱりルカくんは凄いな……

チェキ会が始まると、彼女達の会話は全てルカの話題であった。

「お兄ちゃんは家でどんな感じ?」

「家でもカッコいい兄ですよ?これからも兄をよろしくお願いしま~すっ」

「ルカくんの妹ちゃん可愛い~。目元がお兄ちゃんに似てるね?」

「よく言われます~。これからも兄と仲良くしてあげてくださいね?」

ルカの普段の生活なんて知らないし、そもそも顔が似ているなんてありえない。

血の繋がりどころか、ホストと細い客の関係なのだから。

アイドルらしく元気に振る舞っているが、会話の内容はルカの広報担当のようだった。

私はいったい……

何をしてるんだろう……




/85ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ