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夜に咲く名前のない恋人達
第3章 ルカと歩むアイドル道
まだメンバーが、ざわついている控え室。

ふと夢愛先輩が小さく呟いた。

「……うちで生誕祭ができるのって、姫先輩ぐらいだよね?」

その言葉に、ぷりんとぽんも小さく頷く。

今のふらっと#らぶで生誕祭を開催できるのは、圧倒的な人気を誇る姫しかいないという現実。

ぷりんには、まだそれほど多くのファンがいるわけじゃない。

それなのに、生誕祭をしてもらえるなんて……。

夢みたい……だけど……

ぷりんは思わず、ボソッと呟いた。

「……生誕委員なんていたっけ……?」

生誕委員とは、ファンの間で中心になってお金を集めたり、企画を立てたりしてくれる人達のこと。

普通なら生誕祭が決まる前に「ぷりんちゃんのために生誕するよ」と耳に入ってきそうなのに、そんな話、一度も聞いたことがない。

ファンが増え始めたのも、この数日なのだから。

すると、隣にいたぽんがぷりんの肩を軽く叩く。

「生誕祭を開いてもらえるなんて、すごいじゃんっ!! 頑張ってると、いいことあるんだな? 私も頑張らないと」

「……うん。一緒に頑張ろうね?」

その時、凄く甘くてご機嫌な姫の声が、控え室に響いた。

「それってルカじゃないの~っ?」

ぷりんとぽんが、驚いた目で姫を見る。

今日は機嫌いいんだ?と言わんばかりの目で。

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