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夜に咲く名前のない恋人達
第5章 初体験
ぷりんの肩がビクッっと震える。

「んっ……」

ジャージの上からよりも、薄い布越しに胸を触れられるのは、ずっと直接的な感覚だった。

「んんっ…………はぁ……ふぁ……」

ぷりんは甘い声を漏らしながら、ルカが自分の表情を確認している事に気付き、ギュッと目を閉じた。

「今のぷりん……すごく可愛いよ」

「恥ずかしいから……あんまり見ないで……」

そう呟いたぷりんの唇に、ルカが優しくキスで塞いでいく。

「ん……ちゅ……ちゅっ………ぴちゅ……ちゅっ……」

何度も繰り返されるルカの熱いキスに、ぷりんも慣れないながら、彼のキスに応えようと自らも唇を動かしていた。

それに気付いたルカが、少し意地悪そうにニヤリと笑みを溢す。

「可愛いキスするじゃん?」

ルカの言葉に、恥ずかしさでぷりんの顔がさらに赤く染まっていた。

「ん……んぅ……ちゅっ……」

ルカの手が、Tシャツの中に入ってきて、優しく撫でるようにブラジャー越しの胸に触れていく。

「ぷりんって感じる顔も可愛いんだな?」

「んっ…………ルカくん……大好き……」

自然と自分の気持ちを言葉にするぷりんに対して、ルカは『好き』と言ってくれない。

好きだと言えば、きっとぷりんを傷つけてしまうから。

ホストとアイドルは結ばれてはいけない。というルカの気持ちが痛いほど伝わってくる。

本当は好きって言ってほしいのに……

ぷりんの恥じらう表情も、自然と漏れる甘い声も、ルカは『可愛い』という言葉しかくれなかった。

ルカはぷりんのTシャツを捲り上げると、華奢で白い柔肌、そして白のレースのブラジャーに包まれた小振りな胸元が露わになる。

その時、ふとルカの動きが止まった。

鎖骨の下に、少し大きめの目立つホクロを見て、小さな声で呟いたルカ。

「やっぱり……?」

「……ん?」

聞こえないほどの小さなルカの声、ほんの少しの表情の変化を見逃さなかったぷりんが、不安そうに尋ねる。

「あのね……小さな頃からここにホクロがあるんだ……。私のこと、嫌いになった? 可愛くないって思った?」

ぷりんは、このホクロがずっとコンプレックスだった。

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