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夜に咲く名前のない恋人達
第5章 初体験
「ん……やだ……んんっ……」

うわ言のように「だめ」「やだ」と呟くぷりんの声は、微かに震えている。

ルカの愛撫によって、身体は熱くなり、自分が自分でなくなっていくような感覚に襲われていた。

「何が嫌なの?」

ルカは意地悪そうな笑みを浮かべながら、ぷりんの顔を覗き込んだ。

ぷりんは、その感覚をどうルカに伝えればいいのか?わからなかった。

「ルカくんの……意地悪……気持ちいいからだよ……」

小さく呟いたぷりんの身体はルカの愛撫に敏感に反応し、彼女の心は快楽と、言葉にする羞恥心の間で揺れていた。

「そっか。気持ちいいなら良かった。じゃあこういうのは……?」

ルカの唇が、そっとぷりんの秘部に落とされた。

「そんなとこ……汚いよ……」

ぷりんの頬は真っ赤に染まり、その表情は無邪気で初々しい純粋なものだった。

「ぷりんに汚いところなんてないよ?」

今のルカの声は優しさに包まれていた。

意地悪なルカくんも……

優しいルカくんも……

大好き……

目を閉じてそんな事を考えてるうちに、彼のざらついた舌先が、ぷりんの濡れた粘膜に触れ、さらに敏感な肉芽を刺激していく。

「やっ……あぁっ……んんっ……んぁっ…………」

ぷりんは感じたことのない快楽の波に押し流され、その感覚に身を任せていた。


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