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夜に咲く名前のない恋人達
第5章 初体験
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無意識に腰を浮かせ、快楽から逃れようとしても、ルカの舌は逃がしてはくれない。
「んっ……んぁ……んぁっ…………ねぇ……ルカくんにも、口でしてあげたい……」
ぷりんの声は恥ずかしさに震えていた。
しかしその中には純粋な想いが込められている。
ルカくんの為にしてあげたい…………
その言葉に、ルカは驚きと興味を混ぜ合わせたような表情をしていた。
「口で……?ぷりんって、口でしたことあるの?」
「ないけど……してあげたいから……教えて?」
彼女の一生懸命な気持ちが伝わったのか、ルカはふわっと優しく笑い、彼女を宝物でも抱えるようにして、そっと体を起こした。
「じゃあ、ゆっくり教えてあげる」
「うん……」
ルカはベッドで横になり、足元に座ったぷりんに言った。
「緊張してんのバレバレ……可愛いから抱き締めさせて?ちょっと来いよっ」
ルカは少し体を起こし、ぷりんをベッドに引き込むようにして、抱き締めてくれた。
そのまま包み込むように頭を抱き締めて、そっと撫でてくれる。
ずっとこのままがいい……
そう思うぷりんだが、全く経験もなく、ふわっとした想像しかできない口戯。
覚悟が決まってるうちに済ませたい。
そんな思いが気持ちを急がせる。
「もう……ルカくんの為に早くしてあげたいのにっ!!」
「ふーん。じゃあズボンの上から触ってみて?」
「いいよ?」
ズボンの上からなら、全然平気。
そう思ったぷりんの顔は、みるみるうちに顔が赤くなって、緊張が走る。
想像してたより、かなり固くて大きなルカのモノに、驚くぷりんだった。
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