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緋那子
第5章 淫カレ
「理菜も瑠奈も、白目剥いて凄かったじゃない。佐藤君も佐伯君も激しくて。羨ましかったわ」

と、首を振りながら笑う河尻先輩。

「というか、優衣は、どうなの?青山君と進んでいる?」

笑っている河尻先輩に訊いたのは成田先輩。

「難しいわ。青山君の関心は私にはないみたいだから」

と、顔を顰めて嘆く河尻先輩。

「そうね。関心は、こっちに向いているものね」

私を指さしたのは、土屋先輩。

「その通り。揃いも揃って、『前沢牛が美味そう』だとか、『前沢牛を食べたい』とか、マジでウザい」

と、言いながら、私を睨む成田先輩。

「ホント、陸上競技部なんか辞めて、オタサーの姫になったら?新聞会も、写真部も、YouTube同好会も、喜んで迎え入れてくれるわよ」

と、笑う土屋先輩。

「無理よね。スポーツ推薦だから」

と、嘲笑う河尻先輩。スポーツ推薦でも、退部する自由はあるけど、学費の免除などの特典はなくなる・・・。

だから、基本的に退部は難しい・・・。というか、退部するつもりはさらさらなかったけど。

「っていうか、オタサーの姫もしたら?新聞会や写真部、YouTube同好会のカメラ撮影と、声援で、そんなに濡れるのだったら、ウエルカムよね」

土屋先輩が私に近づいてきて、ブルマの布地を触った。

160センチに満たない土屋先輩。私との身長差は12センチくらいはありました。

「ホント、デカいわね」

睨む土屋先輩。

「デカいし、ゴツい。しかも、ムキムキで、何がいいのやら」

嘆く河尻先輩。先輩だけど、成田先輩も含めて、みんな160センチはないから、12センチから15センチは低い感じで、囲まれても怖さとかは感じることはありませんでした。
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