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好色なる一族
第6章 男優
1か月前だった。芳雄の探偵事務所に1人の若い女性が訪ねてきた。

「竜田さんはいらっしゃいますか?」
「私が竜田です」
その女性は深刻な顔で俯いていた。
「お願いしたいことがありまして・・・」
「とにかく中へ」
竜田は中へ入れた。

コーヒーを女性の前に置いた。
「私の友人が3日間連絡とれないんです。LINEも一昨日から既読になりません」
「警察へは?」
「まだ言ってません」

「とにかく、あなたのお名前と友人のお名前を」
「はい。私は日向あゆみ、友人は水沢笑子と言います」
「学生さん?」
「はい、私は日本淑女大学の3年です。友人は同じマンションのお隣りさんで社会人。仕事は何をしているのか・・・。年齢は多分30歳くらい」
「それで、いなくなったときの状況を教えてくれる?」
「はい。3日前、笑子からAVの面接に行くとLINEが来て、やめなよと言ったんだけどすぐにやめるし金になるからって。その日」部屋には帰ってないようで、気になって次の日LINEしたけど既読にならないんです。それ以後何度かLINEしましたが既読になりません」

「私より警察のほうがいいんじゃないかな?」
「AVなので笑子さんの実家に知られたらまずいと思って警察は・・・」
「そうか。わかった。そのAVの会社名わかります?」
「はい」
あゆみはLINEの笑子とのやり取りを見せた。そこにはX駅そばのボインという会社と書いてあった。

「わかった。引き受けよう」
「お金どれくらいするんですか、探偵さん相場わからなくて」
「学割があるからそんなにかからないし、すべて解決してからでいい。とにかく笑子さんの消息を突き止めるのが先だ」

竜田はこういう事情でAV会社ボインの男優に応募して潜入することになったのだ。



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