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恋する妻が母になって(裸のふみ)
第2章 初体験
「それ、店長の車だった」
「お店のじゃなくて?」
「そう…最後の日だから荷物を持って帰るのに、店長の車で来てた」
店長は自分のワンボックスに郁を乗せ、車を走らせました。

「あたし、助手席…運転しながら店長、カレシいないのって聞いてきた」
郁がいませんと答えると、店長が答えました。

「こんなオジサンより…絶対、若い子がいいよって」
車内の会話で店長に拒絶されたように感じ、郁はまた涙ぐみました。無言になった郁を見て、店長は慌てて話題を変えました。

「どんなタイプが好き?って、店長が聞いてきた」
郁は小さな声でしたが、店長ですとハッキリ答えました。そして運転する店長の左手に郁は自分の右手を添えました。

「…オジサンをからかってない?って」
「どう答えたの?」
「あたし、からかってません!そう、答えた」
Tさんが軽く話した言葉に、郁は真剣に答えました。その姿に、Tさんも郁に向き合い始めました。

「キスしたことは?って」
ないです!お父さんとお母さん、弟以外で店長が初めてです…郁はそう答えました。本当に郁は、真面目に答え続けました。

「こんなオジサンで、ごめんって」
店長が車を路肩に止めました。ポケットから携帯を取り出しと短いメールを打つと、再び車を走らせました。少しするとTさんの携帯に着信がありました。運転しながら画面をチェックすると、片手で携帯の電源を切りました。

「ドライブする?って、店長が聞いてきた」
郁はその夜、一番元気な声で答えました。店長は笑顔で振り返り、左手で郁の肩を抱きました。車の中でふたり、肩を寄せていました。

ふたりは行き先のないドライブを続けていました。人見知りに見える郁は、実はお喋りです。ドライブ中、店長に聞かれ学校生活や家のことを、ずっと喋っていました。

1時間ほど車を走らせると、店長は車を止めました。そこは郁の家のすぐ近く、昨日告白した公民館の前でした。家の近所に戻って来たことに、郁は気付いていました。そして郁は意を決して、店長に言いました。

「店長、家に来て下さい…そう言ったの」
店長は無言でしたが、郁の再度の誘いに頷きました。そして近くのパーキングに車を止めると、郁と歩き始めました。
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