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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第4章 I've fallen in love.
「笑いながら『送り狼』と言われても…」

何と言っていいのかわからないまま、言語化した俺の声…。

「だって、時計を見てわかったの…。相当、逡巡していたんだって。ワンコがオオカミになるのに、時間がかかったみたいだし、わたしも佐久間くんに迷惑をかけた自覚はあるから。まあ、中で出すのは我慢してくれたし…。そうそう、コンドームを着けていたら、中でもよかったのよ」

そう言って微笑む美濃里…。俺の困惑した横顔を楽しむように見る美濃里。

「ほぼ7年ぶりのエッチなのよ。誰も、わたしみたいな女の相手はしてくれないのに、興味を示してくれたことに感謝。しかも、童貞まで捧げてくれて」

話す美濃里…。

「でも、送り狼を警戒しなければ、機会はあったと思うけど…」

なぜか、美濃里の前では本音で話せた…。

「そうかしら?」

笑う美濃里…。支店の営業課の先輩たち、そして、他部署の先輩たち…。既婚者は別としても、ヤリチンが揃っている感じだった…。

同期も、両隣の隼田と青山、揃ってヤリチンだった。

先輩たちも、

「飲みに行ったら、お持ち帰りして、ハメ倒す。それが無理なら、風俗」

と、公言して憚らない人たち…。そういえば、美濃里のことも言っていたことを思い出した…。そう、あれは、営業課で新商品の説明会に本社に行ったとき。

先輩の運転するエスティマに乗って、向かう時だった…。いろいろ支店の女子社員の話が俎上に載せられていた。

「総務経理の前野なんか、結構、いいカラダしているぜ」

藤木という先輩が笑いながら言っていた…。

「そうなんすか?でも、俺はパス。あの手の冷たい感じは苦手っす」

永井という藤木先輩よりは後輩だけど、俺よりは先輩が、『冷たい感じは苦手』だと言っていた。俺もあのときは、同意だった…。

「確かに、あの冷たい感じは、無理かな。それに、何を考えているかわからない感じもあるし」

橋本という先輩も笑いながら、言っていた。

「ハメるのに、そこ、重要か?冷たい感じだろうと、何を考えているかわからない感じも、関係ないだろ。女なんて、ハメ倒したらいいだよ。ってか、俺は、前野みたいな冷たい感じというか、クールな女をアンアン言わせるのは嫌いじゃないな」

竹村という先輩は、違う意見だった…。
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