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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第5章 導かれし者
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鍵を挿し込む。回すとガチャという音がして、解錠された…。

ドアノブを回して開ける。

ここから先は、未知の世界。

生まれて初めて一人で入る女性の部屋。

多数で女性の部屋に入ったことはあったけど、一人で入るのは、妙な緊張感があった。

玄関。

スニーカーとパンプス、ブーツがシューズボックスに収まらずに、溢れていた。

コートハンガーには、紺と黒のコート。

旅行カバンに、スーツケース。

ベージュ系の傘、紺色の傘。

帽子。

キッチンには使い込んだ感じの片手鍋とフライパン。ある意味、こっちの方が興味が沸くダンジョンだった…。

俺の部屋と同じ間取り。

でも、家具の配置はまったく違う。

ベッドの向きも、何もかも。

クローゼットのなかにチェストが置かれていた…。

これの二段目。まるで『きんつば』が並んだように正方形に畳まれたショーツ、キャミソール、タンクトップ、ペチコート、シャツが並んでいて、その横にパッケージに入った真っ新なパンティストッキングに、ハンカチ、タオルなどが整然と並んでいた。

意外に、レッド、ワイン、グリーン、パープルなど色彩があって、今日のベージュは何だったのか?というくらいに多種多様。ブラジャーも重ねられているけど、まるで虹のように色が変化していて、数も多い。

でも、使い込んでいる雰囲気のブラジャーとショーツは、ベージュ。カラフルな下着は勝負下着というヤツなのかもしれない。そんなことを思いながら、俺は眺めていた。

余りに綺麗に畳まれていて広げると片付けるのが億劫だと感じた。

ワインとグリーンのショーツを手に取って広げてみた。フロントも小さくて、後ろはTバック…。驚いた。

ブラジャーも、いろいろあった…。でも、ブラジャーは要らないように感じた。どこかへ出かけるわけでもないし…。

とりあえず、あとは、服。

三段目と言っていた…。三段目を開けると、ニットのワンピースとか、可愛い感じの服が多くて意外…。出勤のときは、地味系なのに…と、俺は思った。というか、意外に、小さな支店だからか、俺も、美濃里の出勤時の服などを憶えていることに驚いた…。

そう、ベッドの後ろに掛けられている服。すぐに着られるようにこの位置なのだろうけど、何度か見たことがある出勤のときに着ていた服。
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