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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第5章 導かれし者
「え?特にしていないわ。部活は、小学校は、手芸部だったし、中学校は、料理部だったわ。高校は、文芸部だったし、大学のときは、写真部だったわ」

と、小さい頃から順番に生真面目に話す美濃里。手芸部、料理部、文芸部、写真部…。運動は苦手なのか?

「そうなんですね。大きいからバスケットボールとかバレーボールとか、していたのかなって思ったんですが…」

俺が話すと、

「そうね。中学校、高校では誘われたわ。身長が170もあると、背が高い方が有利な運動部からは勧誘されるのよね。でも、競うのは嫌いだし、身体を動かすのは好きじゃないから」

と、美濃里は話した。

「それに、高校生の頃から体重も増えたから、余計に運動は苦手だった」

苦笑いする美濃里。

「何キロあるんですか?」

俺は極力、違和感の無いように聞いたつもりだったけど、

「なんで、そんなことを教えないといけないの?どさくさに紛れて、何を聞くやら…」

と、呆れた顔で俺を見た美濃里。

「エッチするなら、知っておきたい思っただけ。腰を悪くしたくないから」

俺は、真面目な顔で答えた。その俺の顔が見えたのか、考える風な美濃里。

「172センチ。65キロ。一応、BMIは22くらいだから。佐久間くんは?」

と、話した美濃里。

「174センチ。71キロ」

俺が答えると、

「BMIは23.5くらいね。4キロは痩せた方がいいわよ」

と、ダメだしして、クスッと笑う美濃里。

「スリーサイズは?」

俺が今度は聞いた。

「え~?そんなの気になるの?最近、測っていないからわからないわ」

笑って逃げる美濃里。そんな会話をしていると、サークルKに着いた。

中に入ると、酸化した油の臭いがツンとしていた。サークルK特有の店内。

コンドームを見つけ、俺と美濃里は、その会計を済ませると、店外に出た。年末年始ということもあって、アルバイトがいないのか、レジにいたのは、50歳代のオジサンだった…。

男と女が入店して、真っすぐにコンドームを手にして会計したら、やはり気にするなと言っても気になるのかもしれない…。結構、俺と美濃里の顔を見ながら、バーコードリーダーをコンドームのバーコードに当てていた…。

コンドームを買うというのがこんなに恥ずかしいとは、俺も美濃里も思っていなかった…。
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