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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第6章 そして、伝説へ
そして、キッチンからリビングへ入るドア枠に貼り付けた身長計が目に入った。

そう、幼稚園に入った時に祖父母がくれた軽い木製の目盛りがついた身長計。

大学時代、就職と、一人暮らしの先々に持ち歩いていた身長計。

引っ越してきて、貼り付けた。20-180センチまで測れる。

物差しで床から20センチを測って、貼り付けた。

「測ろう」

俺はそう言って、机の上にあったビニール紐を取った。

「え?何をするの?ビニール紐なんて、何に使うの?」

なぜか、怯える美濃里…。

「やめて。そんなことしないで」

身構える美濃里…。

「え?」

今度は、俺が驚いた。単にビニール紐の長さで測って、その長さを身長計に合わせれば、ヒップサイズだって、バストサイズでも測れると思っただけだったのだが…。

泣きそうな顔で俺を見る美濃里…。明らか怯えているし、怖がっていた…。

「これでヒップやバストを測って、あの身長計に合わせたら、何センチかわかるよ」

俺は怯えている美濃里に優しく話した。意味が分かったのか、怯える様子はマシになって、頷いた。

「自分で測るから、それを貸して」

と、眉を顰めたまま、俺の方に手を出した。怯えは引いたが、それでも何か警戒心が高まっている感じだった。俺は、不思議に思ったが、ビニール紐を美濃里に渡した。

美濃里は、それを受け取ると、自分で臀部にビニール紐を回して測った。そして、ドア枠にビニール紐を垂らして、頷いた。

そして、今度は、ヘソ周り、そして、アンダーバスト。トップバスト。

順番に図っていった。美濃里の顔は真剣な感じだった。そんな美濃里の顔を俺はジッとその様子を見守っていた。それで、やっと落ち着いたのか、測り終えて、俺の方を見たとき、怯えは消えていたけど、今度は悲しそうな顔になっていた。

「太ったわ…」

それだけを言って、少し間があって、

「年上で、ただでさえ大きくて可愛げがないのに、さらに太って…」

と、嘆く感じだった…。

「そう?俺は大きい女が好きだけど」

余り上手くフォローできなかったけど、本心ではあった。だから、フォローとしては失敗でも、美濃里はわかってくれたのか、微かに笑って、

「下から88・66・77・99…。覚えやすいわ」

と、笑う美濃里…。確かに全部ゾロ目。
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