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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第7章 余韻から始まる再挑戦
俺が頷くと、微笑む美濃里。

「慣れれば、大丈夫!」

美濃里は俺を励ましてくれた…。多分、美濃里は優しい女なのかもしれない。ただ、不幸な結婚で、男に対してつっけんどんな対応、クールと言われるような対応しかできないようになってしまっただけで、打ち解ければ、誰に対しても、こんな感じなのだろう…ただ、打ち解ける機会が、余り無いだけで…。

そういう意味では、俺は、美濃里に「送って」と頼まれて、幸運だったのかもしれない。

全体としてふっくらとした顔で、白い肌にハッキリした黒眉。比較的尖った顎。少し彫が深めで、比較的大きな奥二重の目で長めの睫毛が意志の強そうな感じを醸し出している。

入社して八カ月。気が付かなかったが、美人だ。化粧を落とした状態の方が綺麗だと言ったら怒られるかもしれないが、そんな感じすらあった。

そう、化粧をすると、この白い健康な肌がくすむから、老けて見えるということかもしれないと、思った…。

巨乳、巨尻、美乳、色白、綺麗な肌、きめ細かな肌。

豊満ボディと言ってもいい。

まさか、こんな女と初体験をして童貞を捨てられたなんて、幸せだと、この時に感じた。要するに、やっと、総務経理の年上の怖いオバサンという呪縛から解放されたのだと思う。

こんな好機を逃がしてはならない…そんな思いすら湧いてきた俺は、早漏と嗤われてもいい、射精して、射精して、刺激に慣れることだ思えるようになった。「慣れれば、大丈夫」という美濃里の言葉で。

「慣れるまで、待ってくれますか?」

俺は勇気を振り絞って尋ねた。

「待つわ。早い方がいいのよ。遅いよりは」

美濃里が答えた。遅いよりは…。行方不明の旦那は、俺より大きくて、俺より遅かったのかもしれない…。美濃里は夫以外と経験がなかったはず…。だとすれば、そういうことだ…。慣れた男だったのかもしれない。美濃里より10歳上。反社会的勢力に属す男で、経験が豊富なデカチンの遅漏男だったのだろう…。

なぜか、強烈な嫉妬心が湧いてきていた…。経験を積んで、美濃里のなかにあるその男の記憶を消し去りたい、そういう欲望が芽生えていた。
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