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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第8章 寝息と吐息の眠り姫
初めて受けたフェラチオ。

美濃里の舌が這うように、亀頭から亀頭冠を舐めていき、亀頭冠の裏側に舌を添えられると、得も言われぬ感覚がカラダを駆け巡った…。

マジで、気持ちいい!

そんな感覚だった…。美濃里が舌を伸ばして、俺の男根を舐めまわる感じ。その美濃里を見下ろす感覚。そして、美濃里が俺を見上げている表情。

なぜか、征服欲が満たされるような錯覚があった。

多分、膝をついて、俺の顔を見上げ、男根を舐める、咥えるという様子が、そういう風に思わせるものがあったのだろう。

妙な満足感があったが、ふと、思った…。それは、美濃里が、俺にこういうことをするということは、美濃里は過去にフェラチオをした経験があるということ…。

その相手は?

行方不明になってい夫しかない…。

俺の嫉妬心に火が付いた…。

当然、美濃里の行方不明の夫が、7年も前に結婚していた以上、美濃里にとっての初めては、その夫が経験しており、俺は二人目であることは、仕方がないことなのだが、頭では理解できても、心はそれを受け要られていたかと言われると、激しい嫉妬があった。

性的な行為においてだけではなく、愛情という面でも…俺は、嫉妬をしていたのだと思う。

美濃里が愛した男。そして、美濃里を捨てて海外逃亡した男。いや、苗字をかえるためだけに美濃里を利用した男。

生まれてくる順番はどうしようもないが、もっと早く生まれ、もっと早く美濃里に出会っていればと、どうしようもない、どうすることもできないと、わかっていても、苛立ちがあった。

そして、どこにもやり場のない怒りもあった。

時計を見た。午前7時30分。

昨日のこの時間に、俺は出勤した。さっさと仕事納めをして、忘年会。そして、二次会はバックレて、帰宅して新作のロールプレイングゲームをする予定で、ゲームソフトの箱を机の上に置いてワクワクしていた。

そのとき、俺の頭に片隅にも、美濃里のことはなかった…。

出勤して、受付を兼ねている総務経理課の横を通った時、美濃里はいつものように、

「おはようございます」

と、俺に挨拶した。俺も、

「おはようございます」

と、返したが、そこには、お互い、何の感情もなかった。

なのに、俺は、こんな感情を…。
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