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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第9章 目覚めの69
「あ、異性に興味がない男の子だと思ったでしょ?」

俺の心理を読む美濃里。別にゲイ、当時の言葉だとホモを想定しているわけではないけども…。

「ストリートファイターや餓狼伝説のファンで、不知火舞っていうキャラクターの女性以外には興味がない感じだったわ。なぜか、そのコスプレ衣装を持っていて、『着て欲しい』って言われたことはあったわ」

笑う美濃里。たしかに、美濃里は、その方向性の体形かもしれない。ただ、格闘技をするタイプではなさそうだったが…。

「着たの?」

俺は興味があった。似合いそうだし、リアルに『餓狼伝説』の不知火舞に、似ている感じはあった。不知火舞のモデルは、飯島愛、細川ふみえだと言われていたが、その二人以上に、美濃里は顔立ちもスタイルも不知火舞に似ていた…。

この1995年は、ロールプレイングゲームだけでなく、対戦型格闘ゲームにおいても、当たり年だった。世相は、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)やサリン事件などで暗く、バブル崩壊も顕著になっていたが…。

「ううん。着なかったわ。だって、余りにも露出が…。それに、どこで手に入れたのかしらないけど、布地が薄かったから、透ける感じもあって断ったわ」

美濃里が笑いながら言って、

「そうそう。その彼が転勤になるときに、わたしに『いつかは着て欲しい』って言って置いて行ったから、わたしの部屋に今もあるわ」

と、苦笑した。

「そうなの?いつかは着るつもり?」

俺が尋ねると、首を振った美濃里。

「ただ、捨てられないのよね。彼の自作らしくて、手作りのモノって捨てにくいでしょう」

優しく笑う美濃里…。その男とのやり取り思い出しているのかもしれなかった…。

肉野菜炒めラーメンから始まった昼ご飯。エクレアもシュークリームも食べて、俺が淹れた
コーヒーを飲みながら、談笑は続いた。

69でお互いに相手の秘部を口にして、お互いに膣分泌液、精液を体外に出して、スッキリしていたからか、性欲も一段落していた。

このとき、俺が知りたかったのは、美濃里の行方不明の夫のことだった…。

俺は、勇気を出して、尋ねてみることにした…。
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