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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第10章 上書き保存
ベッドの上では無く、床の上に押し倒して、上に乗っても、美濃里は平気な感じだった。俺の方が気になって、

「大丈夫?痛くない?」

と、尋ねてしまった…。

「大丈夫よ。肉厚だから」

と、微笑む美濃里。

「正常位ばかりね」

上に乗る感じの俺を見て、美濃里が言った。たしかにそうだった。というより、これしか知らなかった…。今なら、インターネットのアダルト動画でいくらでも知見を広めることは可能なのかもしれないが、1995年当時は、VHSでビデオ再生して、テレビで見るしかなかった…。

それに、アダルトビデオというものは、購入かレンタルしかなかった。通販もない時代だったから店頭でレジを通るという関門があった。

「いいわ。わたしが教えてあげる」

「詳しいのですか?」

俺が尋ねると、意味あり気に笑って、

「だとしたら、誰の影響かしら?」

と、俺の顔を見る美濃里…。行方不明の美濃里の夫しかない…。美濃里の経験は、俺以前は、行方不明の夫しかないのだから…。複雑な感じだった…。

行方不明の夫が美濃里に教えたことを、俺が教わる…。ということは、俺は、行方不明の夫を越えることはできない…。

できることは、行方不明の夫のコピー…。それでも、美濃里の役に立てるなら…。

「わかりました。『まずは、真似よ』ですね」

と、俺は自嘲気味に笑った。

「難しいわよ。でも、全部、真似る必要もないと思うけど」

「そうなのですか?」

「それは、できれば、真似て欲しいけど。佐久間くんは、佐久間くんだから」

美濃里は俺を見つめた。俺は、俺か…。

「あの人は、サディスティックだったから。佐久間くんには無理かも」

美濃里は、続きを話し始めた。サディスティック…。意味はわかる。他人の苦痛を見ることや、他人に苦痛を与えることから快感を得る性格…。

俺にできるか?

「でも、佐久間くんって、無理やりとか好きそうだよね。昨日の夜も、『止めて』って言ったのに、わたしを犯したものね」

と、ドキッとするようなことを笑顔で話す美濃里…。言葉だけだと、結構、ヤバい内容をサラッと言える美濃里…。

「素質あると思うわ。『止めて』って言っても犯ってしまえるなら」

俺は、思わず眉を顰めてしまった…何を言っているのか?わからなかった。
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