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1995 Winter 俺の初体験の相手は32歳
第10章 上書き保存
「前野さん、結構、感じちゃっていません?痛いだけだったとか言っていたのに」

俺が美濃里の顔をも見ながら尋ねると、

「このときも痛かったのよ。裂けるみたいな感じで。あの人のは、大きすぎて。痛いけど、感じているというか、わからないかな。痛いけど、気持ちいいみたいな…」

痛いけど、気持ちいい???俺には、イマイチ、意味が分からなかった。

「叩かれているのも痛くない?」

尋ねると、少し考えて、

「そうね。痛いわ。でも、何というのかしら、それほど嫌ではなかったわ。どう言ったらわかってもらえるかわからないけど、エッチするときって中が熱くなるの…。そのときに叩かれると外も熱くなるというか…。まあ、単純に、気持ちいいのよ」

と、最後は笑ってごまかす感じだった…。

何となく、俺にもわかってきていたことは、美濃里が、行方不明の夫がビデオの中で言っていたように、マゾだということ…。

マゾ…。

相手から精神的、肉体的苦痛を与えられることによって性的満足を得る異常性欲。確かに、そういう感じだった。

少なくとも、叩かれて痛いけど、気持ちいいと思うことは、そういうことだと俺は理解した。

テレビデオの画面では、美濃里と行方不明の夫のエッチが流れ続けていた。

四つん這いの美濃里の後ろから男が挿入している映像。美濃里がカラダを動かしているのがわかった。

男が美濃里のヒップを叩く様子や、そのあと、肛門を弄る感じから、

「力を抜け。アナルセックスの気持ち良さを教えてやるよ」

と、男の声が響き、そのあと、

「わかるか。人差し指と中指が入ったのが」

と、続く男の声…。

「大丈夫なの?」

と、不安そうな美濃里の声がテレビデオのスピーカーから聞こえた。

「大丈夫さ。薬指も入った」

男の声が聞こえた。

「ケツがデカいからか、簡単に広がるよ。これなら、チンコもいけそうだ」

続く男の声…。明らか、揶揄する感じだが、美濃里は、わかっていたのかどうか…。

あるタイミングから俺には、この男が、美濃里をバカにしているように思えていた。

両親が離婚して施設で育った美濃里。

親から教わるようなことも教わらず、世間知らずだったのだろう。

それに、年齢も若くて人生経験も不足していたのだろう。

一方、高学歴だが、裏社会に足を突っ込んで、世の中の表も裏も知った男…。
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