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友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁
第2章 第1話 体力検査(たいりょくけんさ)

完全にふてくされた俺は事前の体力作りなど絶対にするものかと思ってそれからもゲーム|三昧《ざんまい》の日々を送り、あっという間に2025年の4月6日はやって来た。
日曜日のこの日は友森学苑の入塾式で、翌日から早速授業が始まるということで俺は学苑が寄越した軽トラックに乗るよう命じられた。
「ぐすんぐすん……それじゃあ翔ちゃん頑張ってね。お小遣いは定期的に送るし、たまには電話で話しましょうね。夏休みにはどうか帰ってきて」
「そんなに泣くなよ母さん! じゃあな親父、迷惑かけたけど俺も高校生活もう1回頑張ってくるよ」
「翔……」
最低限の荷物をまとめられた段ボールを運転手さんがトラックの荷台に乗せるとトラックは奈良県にある俺の実家を出発し、大阪府豊中市にある友森学苑葦原記念校の校舎を目指した。
到着した俺はそのまま入塾式に出席するため友森学苑の小さなホールに通され、そこで4人の学友と挨拶をすることになった。
「どうも、俺は幼女を盗撮して奈良県の私立高校を退学になった古田翔です。皆さんは?」
「俺は|日下《くさか》|源《げん》。埼玉の私立高にラグビー推薦で入ったけどタバコ吸ってるのがバレて退学になった男だ。全員今年で17歳だしお互いタメ口で行こうぜ」
「分かった。今後ともよろしく頼む、日下」
「よろしく!」
その場にいた身長180cmはありそうな巨漢は日下という名前で、他の生徒もそれぞれ自己紹介をしてくれた。
暴力事件で神奈川県の私立高校を退学になった元不良の|高木《たかぎ》|信《しん》、県庁のシステムを趣味でハッキングしたせいで兵庫県の私立高校を退学になった|城戸《きど》|孝《たかし》、電車内での痴漢で補導されて東京都の私立高校を退学になった|山形《やまがた》|優《ゆう》とこの場に集められたのはそれぞれ退学になったきっかけこそ違うが問題児ばかりで、幼女を盗撮した俺はこの中では一番罪状が情けないような気がした。
日曜日のこの日は友森学苑の入塾式で、翌日から早速授業が始まるということで俺は学苑が寄越した軽トラックに乗るよう命じられた。
「ぐすんぐすん……それじゃあ翔ちゃん頑張ってね。お小遣いは定期的に送るし、たまには電話で話しましょうね。夏休みにはどうか帰ってきて」
「そんなに泣くなよ母さん! じゃあな親父、迷惑かけたけど俺も高校生活もう1回頑張ってくるよ」
「翔……」
最低限の荷物をまとめられた段ボールを運転手さんがトラックの荷台に乗せるとトラックは奈良県にある俺の実家を出発し、大阪府豊中市にある友森学苑葦原記念校の校舎を目指した。
到着した俺はそのまま入塾式に出席するため友森学苑の小さなホールに通され、そこで4人の学友と挨拶をすることになった。
「どうも、俺は幼女を盗撮して奈良県の私立高校を退学になった古田翔です。皆さんは?」
「俺は|日下《くさか》|源《げん》。埼玉の私立高にラグビー推薦で入ったけどタバコ吸ってるのがバレて退学になった男だ。全員今年で17歳だしお互いタメ口で行こうぜ」
「分かった。今後ともよろしく頼む、日下」
「よろしく!」
その場にいた身長180cmはありそうな巨漢は日下という名前で、他の生徒もそれぞれ自己紹介をしてくれた。
暴力事件で神奈川県の私立高校を退学になった元不良の|高木《たかぎ》|信《しん》、県庁のシステムを趣味でハッキングしたせいで兵庫県の私立高校を退学になった|城戸《きど》|孝《たかし》、電車内での痴漢で補導されて東京都の私立高校を退学になった|山形《やまがた》|優《ゆう》とこの場に集められたのはそれぞれ退学になったきっかけこそ違うが問題児ばかりで、幼女を盗撮した俺はこの中では一番罪状が情けないような気がした。

