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友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁
第2章 第1話 体力検査(たいりょくけんさ)

>青年の非行、犯罪、登校拒否に悩む保護者の皆様へ朗報です!
>私たち友森学苑は全寮制私塾での生活を通して青年の|脳幹《のうかん》を鍛え、男らしさに溢れる立派な|丈夫《ますらお》に育て上げます!!
>葦原記念校では2025年4月から中卒資格のある5名の男子生徒を募集します。入塾には資格審査がありますので、お子様の入塾を希望される保護者の方はお早めにお申し込みください。
「なっ、何だよこれ! 何か昔流行ったヨットスクールみたいじゃねえか。俺絶対こんな所に入らないからな!!」
「黙れ! この私塾は学校法人で高等学校の認可も受けているから卒業すれば高卒資格を得られるし、今更お前に決定権があるなどと思うな!!」
「ぐすんぐすん……ごめんね翔ちゃん、実はもう入塾の申し込みをしてしまったの。友森学苑はぜひ翔ちゃんを迎え入れたいって言ってくれてて、翔ちゃんは来年の4月になったらこの私塾で全寮制で生活することになるの。こんなだめな親でごめんね……」
「か、母さん……」
俺が高校を退学になるまでは子育てにろくに関与していなかった親父とは違って真面目なパート主婦だった母さんに泣かれると流石の俺も何も言うことができず、それから俺は観念して4月から1年遅れの高校生活を送ることになった。
入塾前に友森学苑の理事長のおばさんから何度かZoomで面談をして貰って、友森学苑では毎週月曜から土曜まで授業があり、日曜の朝から夕方までに限り外出が許可されるということが分かった。
長期休暇以外は親元にも帰れない典型的な全寮制学校で、生徒を男らしい一人前の|丈夫《ますらお》に育て上げるため体育の授業は毎日あるという。
5人の生徒を担当する教師は校長であり理事長の子供である先生一人で、いくら小規模とはいえ教師が一人しかいない高校など実在するのかと俺は少し驚いていた。
>私たち友森学苑は全寮制私塾での生活を通して青年の|脳幹《のうかん》を鍛え、男らしさに溢れる立派な|丈夫《ますらお》に育て上げます!!
>葦原記念校では2025年4月から中卒資格のある5名の男子生徒を募集します。入塾には資格審査がありますので、お子様の入塾を希望される保護者の方はお早めにお申し込みください。
「なっ、何だよこれ! 何か昔流行ったヨットスクールみたいじゃねえか。俺絶対こんな所に入らないからな!!」
「黙れ! この私塾は学校法人で高等学校の認可も受けているから卒業すれば高卒資格を得られるし、今更お前に決定権があるなどと思うな!!」
「ぐすんぐすん……ごめんね翔ちゃん、実はもう入塾の申し込みをしてしまったの。友森学苑はぜひ翔ちゃんを迎え入れたいって言ってくれてて、翔ちゃんは来年の4月になったらこの私塾で全寮制で生活することになるの。こんなだめな親でごめんね……」
「か、母さん……」
俺が高校を退学になるまでは子育てにろくに関与していなかった親父とは違って真面目なパート主婦だった母さんに泣かれると流石の俺も何も言うことができず、それから俺は観念して4月から1年遅れの高校生活を送ることになった。
入塾前に友森学苑の理事長のおばさんから何度かZoomで面談をして貰って、友森学苑では毎週月曜から土曜まで授業があり、日曜の朝から夕方までに限り外出が許可されるということが分かった。
長期休暇以外は親元にも帰れない典型的な全寮制学校で、生徒を男らしい一人前の|丈夫《ますらお》に育て上げるため体育の授業は毎日あるという。
5人の生徒を担当する教師は校長であり理事長の子供である先生一人で、いくら小規模とはいえ教師が一人しかいない高校など実在するのかと俺は少し驚いていた。

