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友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁
第3章 第2話 組手(くみて)
 それからは食堂で生徒5人で朝食を取り、各自部屋に戻って歯を磨いた後は朝8時半から始まる授業のため講堂に集まった。後で知ったことだがケイ先生は授業や鍛錬のある日は基本的に理事長先生や用務員さんと一緒に食事をしており、これは生徒たちの交流を妨げないようにする学苑の配慮らしい。

 今日は午前中が現代文と数学の授業、午後が体育という名の体力鍛錬であり俺は新品の教科書とノートをカバンに入れて講堂に持参していた。

 講堂に入るとケイ先生はタイトスカートの黒いスーツに身を包んでなぜか眼鏡をかけており、右手で持った指示棒を左手にぱんぱんと叩きつけていた。これも後で知ったことだがケイ先生は視力5.0の超人なのであの眼鏡は講義の時だけのお洒落らしい。


「おはようございます、それでは授業を始めていきますね。教科書もありますけど私の授業は基本的に専用の学習用紙で進めていきます。左の人に回してください☆」
「分かりました……えっ、五段活用? こんなの国語にありましたっけ?」

 5人が横に並べる机の右端でケイ先生からプリントを手渡された優男の山形はきょとんとした表情でそう言った。


「これは国文法と呼ばれる現代日本語の文法で、中学国語の範囲ですがここにいる皆さんは全員中高一貫校の出身者なので真面目に勉強した経験は少ないと思います。確かに大学入試では出題されませんが日本人なのに現代の日本語の文法を知らないのは恥ずかしいことですし、文法を体系的に理解しておいた方が現代文を学ぶ上でも有益なので私は必ず国文法を教えるようにしています☆」
「な、なるほど……」

 この5人の中では最も勉強ができるらしいハッキングの城戸ははきはきと教育理念を説明したケイ先生に感嘆を漏らしており、普段はゆるふわ女子にしか見えない時もあるケイ先生がここまで真面目に教育について考えていることには俺も驚いていた。

 それから午前中を使ってケイ先生による現代文と数学の授業が行われたが先生の教え方は一応奈良県の超進学校に通っていた俺からしてもこれまでの人生で一番分かりやすく、ケイ先生はただ単に超人でスパルタでエッチなだけの先生ではないのだと分かった。
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