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第2章 2

美咲はいい女だ、と思う。


綺麗で華やかで、けなげだ。

まともに付き合っているわけではないが、悪い人間じゃないと思う。


彼氏の話も聞いたことがないし、

俺から告白すれば、ちゃんと恋人になれるのだろうか。


もし流されても、美咲と俺はきっとお似合いで…


（なのになんで、ひとみの顔がちらつくんだ？）




もう一度ストローに口をつけると、すっかりぬるくなった液体が喉を通って行った。