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俺の瞳にうつしたいものは
第5章 黙って抱かれろ

「違……っ、そんなわけ……」
「なにが違うんだよ。龍弥から聞いたぜ?
エンコーでもしてんのか?あ?
俺のこと1年も無視しやがって、しらねえ男に股開いてたのか」
筋肉質な腕に押さえつけられ、
私の体の上に俊二が馬乗りになる。
「ガキの頃から俺の後ろでビービー泣いてたくせによ
随分ビッチになったんだな」
息がかかるくらい間近に顔を近づけて、顎を強く掴まれる。
「なんとか言えよ、
なんで俺よりわけわかんねえオヤジがいいんだよ?金か?」
「…俊二には、、わかんないよ……」
自分が情けなくて涙が滲む。
「何がわかんねえんだよ」
「……怖くなっ……たの……、
俊二と初めてエッチした日……」
「……何が?」
煽るように尋ねながら耳を噛んでくる。
「…ん…将来のこと……話してくれて……
すごく、嬉しくて……でも私、地味で、……
俊二とは……正反対だって……」
「お前が内気なのなんて
そんなの昔から分かりきってたことだろ」

