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濡れるカラダ《短編集》
第6章 本命になりたくて

「っ…は?なに?え?」
ベッドサイドに座っている私が、身に纏うものを一枚ずつ脱ぎ落としていく。
その様子を横目でチラチラと見ていた春樹だが…、明らかな動揺を見せたのは、ブラウスのボタンを外し始めた時だった。
「…セックス…する?…その…、私でよければ…だけど…」
手に持っていたスマホを落とし、目を見開いて反応している。
ずっとずっと一緒に居たのに、そんな顔を見るのは今日が初めてで。
「…なに言ってんの?正気?冗談だとしたら、かなりキツいんだけど?」
声色が、口調が、怒りを帯びたものに変わっていくのが分かる。
でも……、私が本気だと言うことを伝えなければ…
春樹はまた、他の女の子を選んでしまう──。
「…正気だし、本気だよ。私なら、いつでも会えるし…。彼氏もいないから、トラブルになることもないし…」
「…へぇ…。自分から、都合のいい女になろうとしてんだ?凛仔が、そんなに軽い女だと思わなかったな」
身体を起こした春樹が、私の左腕を掴む。
そして──、
「…どこまで本気で言ってんのか、試してみようか」
強引に、唇を奪われた。

