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第6章 ラ・スイートの特別な部屋

旦那さんがお天気だったらって
言っていた理由がこれだって
言う事がわかったんだけど…。

その２面の大きな窓の
インパクトで正面に見えていた
丸いガラストップテーブルと
椅子のセットと…
その奥の作業用のテーブルと
お茶を飲む為に必要な物が
纏められているチェストには
全然視線が向いて無くて
視界には入ってない感じだったんだけど。

「わぁ～凄い…素敵……
あれ？……バラのアロマオイル？
お部屋に…バラの香りがする…ね…」

昨日のチェックインの時も
ホテルオリジナルの
バラの香りのアロマオイルを貰って
今日も…フロントでオイルを貰ったけど。

昨日は結局アロマオイルは
使ってないままで終わってたんだけど、
でも確かオイルはお部屋に
アロマディフューザーがあるから
自分で…セットして使って欲しいって
そんな感じに聞いてたんだけどな…と。

『バラの香りがどこからしてるか、
巴が探して見つけてくれませんか？』

と…言われて…リビングの部分は
既に見えているから…後は
ベッドとお風呂しか残ってないんだけど。

２面採光になっている部屋の
リビングのエリアの先に
入口から見えないように隠れて
ベッドが置かれているスーペースがあって
お部屋形がLを逆さまにした様な
そんな感じの形になっているみたいだった。

いや、多分バスルームまでを入れると
反転したLを横にした感じの…
テトリスにある逆エルブロックを
横にした時みたいな形の間取りで。

長い方の先端がバスルームとかの
水回りになっていて
角の部分にリビング、短い方の
先にベッドスペースがある配置だ。

今日のお部屋はプレミアガーデンと言う
タイプのお部屋みたいで、
このお部屋のタイプは１室しかないのだそう。
昨日のお部屋も素敵だったけど、
今日のお部屋も凄い素敵で
家具や調度品は白で統一してある。

ベッドは昨日はツインの部屋だったけど
今日のプレミアガーデンは
ダブルのベッドになって居て
ベッドボードも白い貝殻みたいな
お洒落な形になっている…。

真っ白なベッドには真っ白な
シーツがピンと綺麗に皺の１つもなく
張ってベッドメーキングされていて。