この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫らに舞い堕ちる花びら 宮澤舞凪
第2章 蘇る記憶
「この脂肪が取れたら」

乳房を触る舞凪。柔らかい。三ヶ月前まで、身体中がムキムキだった舞凪。ヒップを触ると、そこも柔らかな感触。あれ?競泳の時に気合を入れるために、よく叩いていたころは固かったのに、柔らかになっていた。どこもかしこも柔らかになっていた。

特に乳房が大きくなって、オジサンが触ったように指の腹で乳首を擦ると、違和感が。そう、オジサンが触った時もくすぐったいような何とも言えない感覚があったのを思い出した。その感覚よりオジサンに対する嫌悪感と、不気味さと、恐怖感があったけど、自分で触ると、そういう嫌悪感とか不気味さ、恐怖感はなかった。あるのは、くすぐったい感覚。

お風呂をあがり、脱衣所で水色と白色のボーダー柄のショーツを穿いて、拭いたタオルをタオル掛けに掛けて、体重計に乗った舞凪。体重計は、67キロに到達。4月から5キロ増。目をこすって、もう一度、確認した舞凪。思わず、

「ヤバッ」

と、小さい声だけど叫んでしまった舞凪。洗面化粧台の鏡に映る自分の姿。バスルームの鏡より鮮明に見える。マジでヤバい。なにこれ?弟の背を測るためにおいてある巻尺でバストを測ってみた。

88.5

うわぁっ、ヤバ!もしかして、ウエストも?

62.3

こっちも、増えている。ヒップは?

89.8

って、ほぼ90じゃん。

慌てて自室に戻って4月の「健康の記録」を確認した。

78.3→88.5(+10.2)
67.0→70.8(+3.8)

58.5→62.3(+3.8)

84.7→89.8(+5.1)

書き出して、ため息を吐いた舞凪。

「デブじゃん」

声に出して、自分に言い聞かせる舞凪。でも、お腹が減っていた。夕食は、夏期講習の間に食べていた。母が作ったお弁当。母も太ったことに気が付いているのか、お弁当の内容が減っていた。だからか、お腹がすく。でも、我慢しないと、どんどん太ってしまう。

今日のことだって、太ったことが原因。そう、太って、胸が大きくなったから、オジサンが興味本位で触ってきた。ということは、舞凪が誘ったことになるの?オジサンは、その被害者?

そういえば、この数日、最寄り駅のホームでも、塾の最寄り駅のコンコースでも、男性が舞凪をチラッと見たり、離れたところから、ジッと見ている男性がいた。それも、やはり舞凪を見ていた。多分、この胸を見ていたのかも。
/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ