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淫らに舞い堕ちる花びら 宮澤舞凪
第2章 蘇る記憶
タンクトップを着て、ショートパンツを穿いて、ベッドの上に横になった舞凪。オジサンに痴漢されたこともショックだったけど、あれは、恐怖感でいっぱいだった。刑事さんたちがオジサンを取り押さえて、パトロールカーに乗せた後に、野次馬から聞こえてきた声の方が舞凪は気になっていた。

「あんないやらしいカラダしていたら、ジジイも燃えるぜ」

野次馬の大学生風の男二人のうちのどちらかが言っていた言葉。「いやらしいカラダ」に「ジジイも燃えるぜ」って、あのオジサンも「燃え上がってしまって」って言い訳していたみたいだし、舞凪のカラダはいやらしいの?ジジイも燃えるって、あの野次馬の大学生風の男の人も燃えるということ?

「そりゃ、今どき中学生でも、経験済みだとあれくらいのスタイルは普通よ」

経験済みって、エッチをした経験ということ?未経験なのに勝手なことを言う人がいるって思ったけど、あの状況で言うなんて酷いと思った舞凪。経験済みでないのに、経験済みだと思われるようなスタイルってどんなスタイルなの?

「そう?あの胸の大きさと、あの尻の感じ、普通じゃないわ」

って、普通じゃなかったら異常ってこと?好き放題に言われていたことを思い出して悲しくなった。しかも言っていたのは、女性。

「中学生だと思えないくらい艶めかしい」

艶めかしいって、難しい言葉で、舞凪には最初は理解できなかったけど、ググるとするにわかった。中学生に使う言葉ではない。それに、そもそも、舞凪は艶めかしいという自覚はなかった。

「子供っぽい可愛い顔とグラマラスなボディライン」

とも、言っている人がいた。グラマラスなボディライン。大人だと誉め言葉なのかもしれないけど、中学生なのですが!って思うしかない舞凪。子供っぽい可愛い顔というのも、中学生としては微妙だし。

今日は、本当、好き放題に触られて、好き放題に言われて、なんていう日だったのと思う舞凪。

唯一の収穫は、バストのポッチリを撫でたり、擦ったりすると、こそばゆいけど、気持ちいいということを知ったことくらい。触っていると、ポッチリが硬くなって、こそばゆい感覚が心地よくなってきて、仰向けに寝ながら、両手で両側のポッチリを撫でたり、擦ったりすると、気持ちいい。
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