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第4章 ブラジャー

それとも、スポーツブラ。そのまま陸上競技に出られそうなブラジャー。パステルカラーの可愛いブラジャーをしたい舞凪。でも、スポーツブラはブラック・ホワイト・グレーなどの色しかなく、可愛いとは言えない色彩だったことから、避けたかった舞凪。かといって、下着専門店にあるDカップくらいのサイズのブラジャーは完全に大人向け。派手な花柄などのレースがあったり、シースルーになっているレースがあったりと、中学生には不釣り合いな感じだと思っていた舞凪。

そう言えば、舞凪が穿いているショーツは食い込んでいて、こんな風になっているけど、下着専門店には、そもそもが、こんな形状のショーツも売っていて、母も、そんなショーツを穿いていたことを思い出した舞凪。

舞凪の母は、24歳で舞凪を出産していたので、現在、39歳で誕生日が来たら40歳になることを気にしていた。時計を見ると午前二時前。母は寝ているはず。両親の服はファミリークローゼットにあるはず。舞凪は、Fitsケースを買ってもらって、自室に下着を置いているのは、弟や父と一緒に着替えるのが抵抗があったから。でも、母は、父や弟と着替えることが苦にはならないみたいで、ファミリークローゼットで着替えていた。

舞凪は、自室を出て、隣にあるファミリークローゼットの引き戸を開けて、母の下着が入っているFitsケースを開いた。なかに、驚くくらいの数のブラジャーとショーツ。そして、キャミソールや、カップ付きキャミソールなど。ショーツを取り出してみると、ブラックやレッド、グリーン、ブルー、パープルなどで、派手な花柄のレースが付いたものが多かった。ビニール袋に入ったセットもあった。その一つを舞凪は、手に取って、自室に戻って、ビニール袋から出してみた。

内容は、レッドの花柄のブラジャーと花柄のTバックショーツ、花柄のガーターベルト、キャミソール。ベッドの上に広げて見た舞凪。大人の下着という感じ。レッドという色も、総レースという素材感、透け感のある仕上げ。何もかも、エッチ。母はこんなの着ているの？

気になってつけてみた。ブラジャーのカップサイズはFだから大きいと思ったけど、意外にピッタリ？少し大きい？そんな感じだった。Tバックのショーツを穿いてみた。でも、ガーターベルトは使い方がわからなかった舞凪。そして、キャミソールをブラジャーの上から着てみた。