この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫らに舞い堕ちる花びら 宮澤舞凪
第1章 はじまり
サマーニットの上から胸を鷲掴みにして感触を確認するオジサン。興奮しているのか、荒い息を吐き、それが舞凪の顔にかかって気持ち悪いことこの上なく、泣きたくなった舞凪。救いは外の景色。もう、最寄り駅に着く。駅前のバスターミナルに右折で走り込むバス。立ち上がり始める乗客。オジサンも名残惜しそうに降りた。舞凪は、警戒しながら降りた。オジサンの姿はなかった。でも、改札を通過した可能性が高かった。

でも、夏期講習の開始の時間が迫っていて、乗り遅れるわけにはいかなかったから、舞凪は改札を通過してホームに立った。オジサンの姿はなかった。できれば、車掌さんが乗っている最後部に乗りたいと思った舞凪。ホームを歩いて一番後ろまで歩いていった。

途中にトイレを通り過ぎたとき、視線を感じたと同時に、

「おい」

と、声が聞こえた。そちらを見ると、男子トイレの中からホームを見るオジサンがいた。オジサンはトイレを済ませたばかりだったのか、パンツをさげて、ブリーフが見えていた。舞凪が視線を向けたと同時に、ブリーフをさげて、見せたのは、当然、アレ。ただ、暗くて見えなかったのが救い。慌てて、ホームを後方に向かって走り出した舞凪。

後ろを振り返ると、オジサンが、パンツを戻して、パンツのチャックからアレを出して歩いてくる姿が。そのとき、ホームのアナウンスが流れた。

「まもなく2番線に〇〇行の快速急行が到着します」

舞凪の耳にも、線路を伝って聞こえる電車の車輪の音が聞こえた。オジサンは舌打ちして、パンツにアレをしまって、チャックを上げて、何事もなかったかのように車両がホームに入ってくるのを目印のところに立って待っていた。舞凪は最後部の車掌さんに一番近い目印に並んだ。

電車が止まるとドアが開き、舞凪は車掌のいるところの窓を覗きながら、その窓の下についている手すりにつかまって立った。オジサンは、同じ車両の反対側。前方の方に立って、舞凪を見て、微かに笑いながら、立っていた。

車両には、子連れ、オバサン、オジサン、若い男性、若い女性、カップル、海外からの旅行者などがいた。

人が多いことに舞凪は安堵した。オジサンがいるところから、ここに来るまででも、何人かの間をすり抜けてこないといけない。

快速急行が出発した。
/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ