この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第64章 CM撮影当日

そしてそれから3時間……20時を回った頃だった。
(な、長い…………)
「お待たせしました。撮影が終了しましたので保護者の方はお迎えをお願いします。」
(やっと終わったか……)
階上に上がり梨果と美幸の姿を探す。
(いた……ん?)
彼女らは教室内で仕立ての良さそうなスーツを着た男と話をしていた。男の傍らに例の秘書がいたので恐らくあの男が河海社長だろう。年格好は私と同じくらいだと推測する。
しばらく廊下で待っていると会話が済んだようで梨果はその男に手を振り、美幸は深々と頭を下げていた。男は美幸の肩をポンポンと二度叩き、秘書と共に去っていった。
(……)
「おじさんお待たせー、帰ろ帰ろー。」
「あれが河海社長?」
「そ、カッコいいよね。」
「は?!」
「あー、今おじさんヤキモチ妬いたでしょー?」
「……なんか気に入らない。特に美幸さんの肩を触ったのが気に入らない。」
「おじさま……」
「ちょっとー!私がカッコいいって言った方にヤキモチ妬いてよー。」
「もちろん妬いてるよ。でも気軽に女の子に触れるのは良くないよ。」
「おじさま!」
「えっ?どうした?美幸さん。」
「……梨果ちゃんも。このあと時間ありますか?お話があります。」
「……美幸ちゃん?」
「……大丈夫だよ。お腹すいたでしょ。食事でもしながら話そうか。」
(な、長い…………)
「お待たせしました。撮影が終了しましたので保護者の方はお迎えをお願いします。」
(やっと終わったか……)
階上に上がり梨果と美幸の姿を探す。
(いた……ん?)
彼女らは教室内で仕立ての良さそうなスーツを着た男と話をしていた。男の傍らに例の秘書がいたので恐らくあの男が河海社長だろう。年格好は私と同じくらいだと推測する。
しばらく廊下で待っていると会話が済んだようで梨果はその男に手を振り、美幸は深々と頭を下げていた。男は美幸の肩をポンポンと二度叩き、秘書と共に去っていった。
(……)
「おじさんお待たせー、帰ろ帰ろー。」
「あれが河海社長?」
「そ、カッコいいよね。」
「は?!」
「あー、今おじさんヤキモチ妬いたでしょー?」
「……なんか気に入らない。特に美幸さんの肩を触ったのが気に入らない。」
「おじさま……」
「ちょっとー!私がカッコいいって言った方にヤキモチ妬いてよー。」
「もちろん妬いてるよ。でも気軽に女の子に触れるのは良くないよ。」
「おじさま!」
「えっ?どうした?美幸さん。」
「……梨果ちゃんも。このあと時間ありますか?お話があります。」
「……美幸ちゃん?」
「……大丈夫だよ。お腹すいたでしょ。食事でもしながら話そうか。」

