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第71章 一泊温泉旅行②

部屋に戻ると先に帰ったはずの友也がいなかった。

(あれ？どこか行ったかな。)

「おじちゃーん。」

と思ったところで隣の自分たちの部屋に戻った梨果と美月がこちらの部屋にやってきた。

「どした？」

「奏音と友也くんがお部屋の露天風呂に一緒に入ってるからお邪魔だからこっちに来たの。」

梨果が教えてくれた。

(なるほど、それで友也がいなかったのか。）

さっき一瞬ながら混浴したので割と躊躇なく入れたのだろう。

(よしよし、２人にとってはかなりの進展に寄与したな。)

「夕飯までまだ少しあるね。」

「……美月眠くなっちゃった。」

早起きして観光地を歩き回って露天風呂ではしゃいだので疲れたのだろう。美月は畳に横になるとすぐにスースーと寝息をたてていた。