この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第85章 新生クロッキー会①

「それでは開始します。先生よろしくお願いします!」
司会?を終え富山氏が私と真田氏の所に来た。
「なんなんですかあれは……」
一応突っ込んでおく。
「え?ダメだった?」
「いや、場は暖まりましたね。」
「だろ?」
富山氏は得意気だ。
そして再び梨果と講師の方に目を移す。
「ということなので始めましょう。梨果……さん。台に乗ってください。」
「はい……」
父親である講師に促され梨果は半年振りにお馴染みの“舞台”に乗った。
梨果が舞台の上に乗ったのを確認すると講師が講義を始める。
「皆さんとは初対面なので、まずどういう絵を描かれるのかラフ画を見せていただきます。今回の題材はこちらの学生服を着た少女とのことです。とりあえず私がラフを描いてみましょう。」
「私はこのまま立っていればいいの?」
「そのまま直立でいいよ。」
梨果の問いに答えると講師はスケッチブックに鉛筆を走らせる。
「こんな具合です。」
「おぉ……」
スケッチブックに素早く描いたラフ画を受講者に見せる。さすがに上手い。
「とりあえず今からサッと描いてみてください。」
講師が教室内を歩いて各々の作品を眺めている。
「なるほど、皆さんのラフを拝見して気付いたのですが、美術畑というよりイラストを描かれている方が多くいらっしゃるみたいですね。該当されていたら挙手をお願いします。」
7割方の手が挙がった。
「なるほど、わかりました。イラストを描かれる方も基本は全く同じですので安心してください。」
すると一人の受講者が発言した。
「イラスト界隈では実物のモデルを写生する機会ってほぼ無いんです。」
「うんうん。」
「確かに。」
他の受講者も同意する者がいた。
「それで美少女がモデルと聞いてこれだ!と思ってこちらに申し込んだのです。私はアニメーターなのですが。」
数人の受講者が講師と会話する。
「ほぅ、アニメーターですか。」
「はい、アニメで学生服はよく描かれます。ですので今回はとても勉強になるかと思いまして。」
「本来ならヌードを描いてその上に着衣させていくのが基本です。体型をうまく描けると自ずと着衣も自然に描けるようになります。」
司会?を終え富山氏が私と真田氏の所に来た。
「なんなんですかあれは……」
一応突っ込んでおく。
「え?ダメだった?」
「いや、場は暖まりましたね。」
「だろ?」
富山氏は得意気だ。
そして再び梨果と講師の方に目を移す。
「ということなので始めましょう。梨果……さん。台に乗ってください。」
「はい……」
父親である講師に促され梨果は半年振りにお馴染みの“舞台”に乗った。
梨果が舞台の上に乗ったのを確認すると講師が講義を始める。
「皆さんとは初対面なので、まずどういう絵を描かれるのかラフ画を見せていただきます。今回の題材はこちらの学生服を着た少女とのことです。とりあえず私がラフを描いてみましょう。」
「私はこのまま立っていればいいの?」
「そのまま直立でいいよ。」
梨果の問いに答えると講師はスケッチブックに鉛筆を走らせる。
「こんな具合です。」
「おぉ……」
スケッチブックに素早く描いたラフ画を受講者に見せる。さすがに上手い。
「とりあえず今からサッと描いてみてください。」
講師が教室内を歩いて各々の作品を眺めている。
「なるほど、皆さんのラフを拝見して気付いたのですが、美術畑というよりイラストを描かれている方が多くいらっしゃるみたいですね。該当されていたら挙手をお願いします。」
7割方の手が挙がった。
「なるほど、わかりました。イラストを描かれる方も基本は全く同じですので安心してください。」
すると一人の受講者が発言した。
「イラスト界隈では実物のモデルを写生する機会ってほぼ無いんです。」
「うんうん。」
「確かに。」
他の受講者も同意する者がいた。
「それで美少女がモデルと聞いてこれだ!と思ってこちらに申し込んだのです。私はアニメーターなのですが。」
数人の受講者が講師と会話する。
「ほぅ、アニメーターですか。」
「はい、アニメで学生服はよく描かれます。ですので今回はとても勉強になるかと思いまして。」
「本来ならヌードを描いてその上に着衣させていくのが基本です。体型をうまく描けると自ずと着衣も自然に描けるようになります。」

