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わたしの昼下がり
第1章 くわえ込む
 夫はそんなわたしの過去をまったく知りませんから、わたしが処女だと思い込んでいて、初夜の晩もしきりに『痛くないか?』と気にしていました。『ちょっとだけ…』なんて答えてごまかした引け目もありましたから、性生活で不満を感じても夫に訴えたこともありませんでした。

 先週行った美容室で順番を待っている間に手に取った婦人雑誌の記事を思い出しました。婦人雑誌と言っても、品のよさは二の次にしたような雑誌です。時間つぶしに置かれた雑誌を仕方なく眺めているような感じに振舞っていますが、内容が刺激的であるほどわたしは熱心に読み耽ってしまいます。《中年男に股を開く女子高生の過激な夏休み》、《オフィスレディーの乱倫アフターファイブ》、《亭主の留守に男をくわえ込む三十路団地妻の快楽日記》…。

 『くわえ込む』という言葉に目が引き付けられました。

 『奥さんは実に美味しそうに僕のモノをくわえ込んでくれますね。そろそろ下の口でもくわえ込んでもらいましょうか…』

 上司に誘われた連れ込み旅館で逸物をフェラチオしているわたしに、同じようなことを上司から言われたことが思い出されました。上司に跨って腰を振りながらわたしは尋ねました。

 『今日は奥さんのお誕生日なのに、早くお家に帰らなくてもいいんですか』
 『いいんだよ。アイツだって今頃、どこかの男を家にくわえ込んでいるんだ』

 そんなやり取りを思い出しながらわたしは自分を慰めます。そして思いました。

 (ひとりで悶々としているより悪くないかも…。来週には33になるんだし…)

 『くわえ込む』相手のあてもないのですが、わたしは頭の中で思い描いた『相手』と激しく交わりアクメに達したのでした。
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