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テレクラ
第11章 第十一話
 「あっ、そうだ。ごめん。ここに来るまでに訊かなきゃいけなかったのに。何時までだいじょうぶなの」
 「朝まで平気です。今日こっちに泊まることになっているんで」
 「朝まで」平気で朝帰りする女子校生には見えない。
 「研修があって、明日も研修があります。だからだいじょうぶです」だいじょうぶといわれても。
 「研修とは」
 「それは今は」絵梨花がはじめて言い淀んだ。今はといった。後から訊けるのだろう。
 
 嚙み合っていない会話は続いている。これなら変に会話などせず、いきなり押し倒してもよかった。絵梨花は処女を卒業したいといって、ここにいるのだ。こんな会話が続くと、先に進めない気がしたので。

 「絵梨花」名前を呼んでキスをした。いきなりのキス。アーモンド形の瞳。黒眼が揺れている。
 「うれしい」絵梨花が呟く。
 「うれしい。いきなりキスされたのに」聞ちがいかと思うまさかの言葉に探りではない。原田の本音だ。
 「ぜったい。英雄さんは、今日は話をするだけで、この先いい人が見つかるからっていわれると思ってました。でもキスしてくれた」そういいながら絵梨花、自らキスをして。「ワタシ、今日、処女を、英雄さんとエッチしてなければ、明日テレクラに電話して誰かとエッチするつもりでした」この娘は痛い娘ではない。ないが、なぜそんなに処女を卒業したいのだろうと思う。しかし、ここで訊いても返事はない気がする。原田は絵梨花を抱えた。軽かった。ベッドに寝かす。腕枕をしてキスをして。
 「もう、無理だぞ。ゴメンなさい。やっぱ恥ずかしいとか、無理です。そういわれても」
 「いいません。うれしかったです。ホテルにはいっていきなり無理やりされる。それならって思ってました。でもホテルにはいってもちゃんと話をしてくれてうれしかったです。キスはいきなりだったけど、それもうれしいです」

 たまたま仕事で訪れた。地方のテレクラで絵梨花としりあった。この時代にテレクラはどれだけあるかわからない。出会い系もそうだ。マッチングアプリもそうだ。女子校生と出会いを求めている男には絵梨花は理想の娘でしかない。

 キスをする。絵梨花は顔をぶつけるようなキスをしてくる。舌を挿れる。噛まれた。痛かったがわざとではない。夢中なのだ。はじまったのだ。原田と絵梨花ははじめてたのだ。
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