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テレクラ
第6章 第六話

いきなり電話が切れた。スマホの時刻を見た。朝四時を過ぎていた。五時間ほど会話していたことになる。すぐにスマホの音が鳴った。
『充電0になってしまいました。ゴメンなさい。今充電してます。明日逢えますよね。おやすみなさい』エリカからのメッセージだ。
『おやすみ。明日逢えるのたのしみにしてます。』メッセージで返信した。
『はい。明日楽しみにしてます。おやすみなさい』
明日ではなく今日。正確にはもう日付が変わっているので今日だ。エリカと逢える確率はまちがいない。原田はそう思った。もちろん痛い娘かもしれない。怖いお兄さんが登場するかもしれない。百貫デブの小娘が現れるかもしれない。ベットに横になる。そんなことをかんがえていたら、すぐに睡魔に襲われた。
朝起きるとエリカから『おはようございます。めちゃくちゃ寝不足ですけど、なんかいい気分です。今日楽しみです』とエリカからメッセージが届いていた。おはよう。こっちも楽しみにしてる。そう返信して午前中は仕事をした。
夕方、原田は五反田に車でいった。五時前にコインパーキングに停めた車内から五反田にいる。連絡してとメッセージを送信した。五時過ぎに東口にいるんですけど、どこにいますか。とメッセージの返信が届いた。偶然だが駅の東口に原田は車を停めていた。どんな服装とメッセージを送る。返信はない。原田は下車した。土曜の五時過ぎ、人は溢れている。ひとりでいる。まちあわせをしてるような娘ばかり、ひとりひとりエリカさんですかと声をかけるわけにはいかない。
「ちょっと、なんですか、やめてください」
「いいから遊ぼうよ」黒髪の少女が男に声をかけられ嫌がっている。見て見ぬふりをしてもいが。この娘がエリカならいいなと思った。それはできすぎだが、上下水色のタオル地のスエット姿。背はさほど高くないが、黒の長い髪。アーモンド形の瞳。目鼻立ちがくっきりしている大人になったら可愛いより美人になるタイプだ。
「おぃ、嫌がってるだろ。やめろよ」
「なんだ。おっさん。オマエ関係ないだろ」
「いいから手を放せ」原田の怯まない態度に男が躊躇する。「いい加減にしろ」
「なんだよ。めんどくせぇ」男が舌打ちして唾を吐いてその場を去る。
「だいじょうぶ」と原田が声を掛けると。
「ヒデオさんですよね。声でわかりました」できすぎな出会いになった。
『充電0になってしまいました。ゴメンなさい。今充電してます。明日逢えますよね。おやすみなさい』エリカからのメッセージだ。
『おやすみ。明日逢えるのたのしみにしてます。』メッセージで返信した。
『はい。明日楽しみにしてます。おやすみなさい』
明日ではなく今日。正確にはもう日付が変わっているので今日だ。エリカと逢える確率はまちがいない。原田はそう思った。もちろん痛い娘かもしれない。怖いお兄さんが登場するかもしれない。百貫デブの小娘が現れるかもしれない。ベットに横になる。そんなことをかんがえていたら、すぐに睡魔に襲われた。
朝起きるとエリカから『おはようございます。めちゃくちゃ寝不足ですけど、なんかいい気分です。今日楽しみです』とエリカからメッセージが届いていた。おはよう。こっちも楽しみにしてる。そう返信して午前中は仕事をした。
夕方、原田は五反田に車でいった。五時前にコインパーキングに停めた車内から五反田にいる。連絡してとメッセージを送信した。五時過ぎに東口にいるんですけど、どこにいますか。とメッセージの返信が届いた。偶然だが駅の東口に原田は車を停めていた。どんな服装とメッセージを送る。返信はない。原田は下車した。土曜の五時過ぎ、人は溢れている。ひとりでいる。まちあわせをしてるような娘ばかり、ひとりひとりエリカさんですかと声をかけるわけにはいかない。
「ちょっと、なんですか、やめてください」
「いいから遊ぼうよ」黒髪の少女が男に声をかけられ嫌がっている。見て見ぬふりをしてもいが。この娘がエリカならいいなと思った。それはできすぎだが、上下水色のタオル地のスエット姿。背はさほど高くないが、黒の長い髪。アーモンド形の瞳。目鼻立ちがくっきりしている大人になったら可愛いより美人になるタイプだ。
「おぃ、嫌がってるだろ。やめろよ」
「なんだ。おっさん。オマエ関係ないだろ」
「いいから手を放せ」原田の怯まない態度に男が躊躇する。「いい加減にしろ」
「なんだよ。めんどくせぇ」男が舌打ちして唾を吐いてその場を去る。
「だいじょうぶ」と原田が声を掛けると。
「ヒデオさんですよね。声でわかりました」できすぎな出会いになった。

