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テレクラ
第8章 第八話
 「あっ、そうだ。これ」赤信号で車を停めたタイミングで原田はポケットから名刺入れをだし、一枚の名刺をエリカに渡した。
 「えっ、英雄さんって病院の院長なんですか」肩書は原田クリニック院長。絵梨花のなかでヒデオが英雄になった。
 「そう。でも開業医の父が亡くなって跡を継いだだけ、まだ院長になって一年ちょっとのペーペーの院長でしかないけどね」
 「ワタシは」エリカがなにかいおうとしているが。
 「ぜんぜん。もっとこの人は信じられる。そう思ったら自分のこと話してくれたらいいよ」
 「ヤバい」エリカが小声で呟く。
 「なにが」ヤバいはいいことなのだ。確信している。
 「テレクラでほかの人と話しましたかワタシが訊くと話したけどみんな売春目的だった。テレクラの出会いでお金は必要ない。今も昔も。その昔の話もそんなこといわなきゃいいのにってこと話しましたよね。昨日もです。いろいろ話をして。ワタシこういう人に逢いたかったんだって思ってます」
 「もっといい人はいるぞ」
 「でしょうね。」
 「カレシは」
 「いないですね。女子校なんで」
 「ちなみに、土日に上京する。さいしょにそういったよね。」
 「はい」
 「五反田で」
 「はい」
 「なんで上京したの」もう訊いていいだろう。逢う前なら気まずくなるかもしれないが。もう逢っているのだ。
 「ラブホに連れて行ってくれたら話します」これからラブホに行く。怖いお兄さんの登場かもしれない。それはすこしだけ疑っている
 「都内は詳しくないから、適当に車を走らせる。ラブホがあったらそこに行く。それでいい」
 「はい。でもワタシは女子校生です。それいいましたよね。いいですか」ラブホに行っても、そういいたいのだろう。
 「自分が病院の院長だから。それでエリカさんは安心したわけではないだろ。エリカさんが自分は女子校生といった。だから自分はこういう者ですと、名乗ったんだ」
 「テレクラで話したとき、今日は泊まらないんですか、またこの街に来る予定はありますかってワタシ訊きましたよね」憶えている。原田が頷くと。「ワタシに逢えるなら今日はここに泊まる。また、この街に来る。そういわれたら逢う逢わないは微妙でした。いや逢ってなかったかもしれません」

 「おっ、ラブホだ」原田は躊躇せずラブホの駐車場に車を進めてラブホの駐車場に車を停めた。
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