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愛の笛
第8章 衣笠夫妻に招かれて

衣笠の腰の動きが加速して、それに反応するかのようにいっそう大きな声で彩佳が喘ぐ。

「くっ!ダメだぁ!イクぅ~っっ!」

衣笠の呻き声に彩佳がスッと尻を上げた。
ズリュっとペニスがおまんこから抜けて、その拍子に亀頭の先からおびただしいほどの精液が宙を舞った。

放心状態の衣笠はソファにぐったりしている。

彩佳がテーブルの上のティッシュで衣笠のイチモツを掃除してあげる。

「ごめんな…彩佳をイカせてあげられなくて…」

いつもの強っぱりな言動とは違って、やけにシュンとした表情で彩佳に身を任せていた。

「気にしなくていいのよ…スワッピングなんて始めてだったんでしょ?きっと興奮しすぎたのよ」と慰めている。

「うちの人、早いのよ」

正常位で草薙に貫かれながら、彼にしがみつきながら充希は草薙の耳元で小声で囁いた。
「欲求不満でスワッピングを提案したのは充希なんだろ?」
同じく小声で囁くと、充希は小悪魔のように微笑んだ。

「悪い女にお仕置きしてやろう」

後輩位に移行して後ろから激しく突き上げると、
充希はバックから挿入されるのが好きなのか、
先程よりも更に激しくあえいだ。

持続力のある草薙を夫の衣笠が羨望の眼差しで見つめる。
「長けりゃいいってもんじゃないのよ」彩佳が慰めて衣笠にキスをして上げた。

衣笠にキスをしながら、バックから草薙に突かれながら気持ち良さそうに喘いでいる充希が、なんだ羨ましくなってくる。

しばらくすると充希が「ああ!イキそうよ!あ!あ、あああ~イ、イク~!」とわめきながら体を痙攣させてゆく。
そのタイミングに合わせて、草薙も「出すぞ!」とペニスを引き抜き充希の背中に射精した。

その後、気まずい空気がリビングに流れて、いたたまれなくなった草薙と彩佳は「また機会があれば誘ってくれよ」と言い残して部屋を後にした。

帰りの電車の中で彩佳は草薙に「満足した?」と聞かれた。
草薙は正直に「興奮はしたけど、少し物足りないかな?」と答えた。
すると彩佳が「じゃあ、セックスのやり直しでもしない?」と言って、途中下車すると駅裏の寂れたラブホテルに草薙を連れ込み、部屋に入るや否や草薙を抱きしめてきた。
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