この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰にも言えない、紗也香先生
第2章 3回目のレッスン

落ち着いたと思ったのに
トイレの中で小さく息を吐いた私は、ドアに向かってそっと声をかけた。
「……勇くん……もう……いいよ」
静かな足音と、ドアの開く音。
背中を向けたまま、私はそろそろと出た。
このまま……戻っちゃおうかな……下着のことは……ううん、言えない!
顔を赤らめたまま、そっと足を進めようとした――そのとき。
「先生、まだ……」
勇くんの声が、静かに私の背中に届く。
「ちゃんと、綺麗にしないと」
その言葉に、足が止まる。
驚きで固まった私のすぐ傍に、彼の気配。
触れたのは、布のやさしい感触と、指先のぬくもり。
柔らかく、丁寧に。まるで壊れ物を扱うように――
私はそっと目を閉じた。
体は羞恥で震えながら、でも――なぜか逃げられなかった。
トイレの中で小さく息を吐いた私は、ドアに向かってそっと声をかけた。
「……勇くん……もう……いいよ」
静かな足音と、ドアの開く音。
背中を向けたまま、私はそろそろと出た。
このまま……戻っちゃおうかな……下着のことは……ううん、言えない!
顔を赤らめたまま、そっと足を進めようとした――そのとき。
「先生、まだ……」
勇くんの声が、静かに私の背中に届く。
「ちゃんと、綺麗にしないと」
その言葉に、足が止まる。
驚きで固まった私のすぐ傍に、彼の気配。
触れたのは、布のやさしい感触と、指先のぬくもり。
柔らかく、丁寧に。まるで壊れ物を扱うように――
私はそっと目を閉じた。
体は羞恥で震えながら、でも――なぜか逃げられなかった。

