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誰にも言えない、紗也香先生
第4章 彼の初めての「答え」

月明かりが、カーテンの隙間から静かに差し込む。
白く淡い光が、二人の影を優しく浮かび上がらせる。
私はテーブルに手をつき、息を整える間もなく、背中から伝わる彼の想いに身を預けていた。
そのリズムは、言葉よりも確かに、私の奥に彼の気持ちを伝えてくる。
「…外に…」
掠れた声で、恥ずかしさと甘さが混じった言葉が唇をこぼれる。
その瞬間、彼の動きが止まり、ふっと短い息が私の肩に触れた。
ぬくもりが、私の背に広がっていく。
それは初めての、彼の「答え」だった。
静寂の中で、私の身体も同じ波に包まれ、全てが解けていく感覚に目を閉じる。
テーブルに掴んでいた手がわずかに震え、膝が抜けるように、そのまま床に崩れ落ちた。
ただ、息が絡まり合い、
時間が止まったような、二人だけの世界がそこにあった。
白く淡い光が、二人の影を優しく浮かび上がらせる。
私はテーブルに手をつき、息を整える間もなく、背中から伝わる彼の想いに身を預けていた。
そのリズムは、言葉よりも確かに、私の奥に彼の気持ちを伝えてくる。
「…外に…」
掠れた声で、恥ずかしさと甘さが混じった言葉が唇をこぼれる。
その瞬間、彼の動きが止まり、ふっと短い息が私の肩に触れた。
ぬくもりが、私の背に広がっていく。
それは初めての、彼の「答え」だった。
静寂の中で、私の身体も同じ波に包まれ、全てが解けていく感覚に目を閉じる。
テーブルに掴んでいた手がわずかに震え、膝が抜けるように、そのまま床に崩れ落ちた。
ただ、息が絡まり合い、
時間が止まったような、二人だけの世界がそこにあった。

