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クルマオタクのスワッピング
第1章 クルマオタクのスワッピング

一年ほどが過ぎた。
先生のもとに新しく来た車、ビターボに先生とオレは夢中だった。
メタリックのボディには、チューナーの控えめなゴールドのラインが入っている。
エメラルドのような輝きを放つボディーだ。
見た感じはただのセダン。
確か500台ほどしか生産されなかったと思う。
絹のようになめらかに回転する官能的なエンジンと暴力的な加速、
がっちりした岩のようなボディ、
マジックと呼ばれる乗り心地の良さ。
ストライプの入っているレカロ社製のシートが、身体をタイトにホールドする。
車好きを虜にしてしまう、独特のハンドリング。足の良さ。
果たして何人のオーナーが、この車を所有する歓びを享受できるのか。
先生の名前はオーダーリストの先頭近くにあったはず。
まだ日本には数台しか入ってきていないのだ。
男二人はあきもせず新車を眺め、エンジンの音と排気音に魅せられ、交互にステアリングを握り、時間を忘れて語り合った。
先生のもとに新しく来た車、ビターボに先生とオレは夢中だった。
メタリックのボディには、チューナーの控えめなゴールドのラインが入っている。
エメラルドのような輝きを放つボディーだ。
見た感じはただのセダン。
確か500台ほどしか生産されなかったと思う。
絹のようになめらかに回転する官能的なエンジンと暴力的な加速、
がっちりした岩のようなボディ、
マジックと呼ばれる乗り心地の良さ。
ストライプの入っているレカロ社製のシートが、身体をタイトにホールドする。
車好きを虜にしてしまう、独特のハンドリング。足の良さ。
果たして何人のオーナーが、この車を所有する歓びを享受できるのか。
先生の名前はオーダーリストの先頭近くにあったはず。
まだ日本には数台しか入ってきていないのだ。
男二人はあきもせず新車を眺め、エンジンの音と排気音に魅せられ、交互にステアリングを握り、時間を忘れて語り合った。

