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クルマオタクのスワッピング
第1章 クルマオタクのスワッピング
先生の自宅から峠に続く道は、田舎道で行き交う車はほとんどない。適度な勾配の高速コーナーが、右へ左へと、素晴らしい道が続く。
ここが、いつも試乗コースだった。

見晴らしの良い、いつもの急な左カーブ。
まだ電子デバイスが装着されていなかった頃のクルマだ。
(電子デバイス=ESCエレクトリックスタビリティコントロール等)
太い後輪がパワーに負けてスライドする。
うねっているアスファルトの路面にもかかわらず、ボーゲ社のハイドロ・ダンパーとアイバッハ社のスプリングが路面の凹凸を放さない。
驚くべき安定性。
たっぷりとしたサスペンションストロークの、懐の深い足回り。

どうすれば車好きが喜ぶか知り尽くしたチューン。
オレと先生は酔ったような気分で車を走らせた。

香澄と真智子さんは、アイドルグループの追っかけ。
地方のコンサートにも一緒に出かけた。
香澄にとって真智子さんとの旅は、旅行代金など株主優待などで金銭的にずいぶん助けられていたはずだ。
それを恩着せがましく言わないのが真智子さんの性格のいいところ。
楽しく二人で旅行に出かけていた。

先生のお子さんたちも手がかからない歳になって、先生も奥さんも趣味を満喫していたと思う。



その日も本木先生とオレは、少年のように目を輝かせていつまでも車の話をしていた。

新しく出たV8のエンジンはどうだろうか?

新型の大型クーペ車の評判は?
(素晴らしい車だったが、今日の目で振り返れば商業的には大失敗。不人気車に終わった)

先生がもう一台所有している、高級SUVの内装、コノリー社倒産の噂…

などなど
話は尽きない。

そんな時、先生がオレにある話を切り出した。
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