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クルマオタクのスワッピング
第1章 クルマオタクのスワッピング
真智子さんとオレが肉体関係になる。
オレはもはや、真智子さんを抱いているオレの姿を妄想した。

気がつくと、オレのモノは堅く勃起していた。


「拓也君、君に黙っていて申し訳なかったが…」
本木先生は続けた。

「真智子と香澄ちゃんが一緒に出かけて泊まる時、レズの真似事をしているんだ」

えっ!

そう言えば、思い当たる節がある。
最近、香澄はセックスに積極的になってきた。

それも、コンサートから帰ってきた晩、激しくオレを求める。

「セックスは女と男を深く結びつける大事な行為なの。
お互いを想い合って、快感を通して愛情を確かめ合う大切な時間よ。」
最近、香澄はそう言った。

それに、最近香澄は結婚願望が出てきたようだ。
「本木先生と真智子さんのような夫婦になりたい」
そう言っていた。
それは、オレも賛成だ。

きっと、香澄は真智子さんに影響を受けている。
二人でコンサートに出かけた夜、性欲と性感を高められて帰ってきているのかもしれない。

オレは即答できなかった。

本木先生は、微笑みながら、
「そう急に答えが欲しいというわけじゃないよ。それに、このことは香澄ちゃんには秘密にしておいて欲しい。」
と静かに言ってくれた。

それからまた、車の話に戻った。
いつもは夢中になる大好きな車の話だったが、オレはずっと上の空だった。
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