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巫女は鬼の甘檻に囚われる
第23章 旅の夜

「確かに……戯れでお前の尾を撫でてやったら、目を潤ませて震えておったな」
鬼は過去の悪戯での彼女の反応を思い出し、黒笑した。
「あれは悪くなかった。おい、変化を解け」
「ぃ…//…嫌です! 絶対にときません!」
「絶対か……ククク」
「あ…っ」
鬼は彼女の足を掴み、壁際の身体を引き寄せた。
まろび出た乳房の先端に口を寄せ、息を吹きかける。
「ああ……//」
「お前が拒むなら…剥ぎ取るだけだ」
鬼の唇が先端を包み、舌が柔らかく這う。
ねっとりと舐め、頂を軽く弾き……執拗な動きで、敏感な部分を丁寧に嬲る。
濡れた音が響き、巫女の吐息に甘い色がどんどん足されていく。
鬼の舌が突起を押し潰し、円を描き、吸い上げるたび
「‥く‥ッ‥‥‥ぅぅぅ‥//」
彼女の身体がびくんと反応する。
「‥ぅ‥‥//‥ふぅ‥‥‥ん‥‥っ」
「……?」
(声を抑えている?)
両手で口を押さえ、必死に耐える巫女。
(そうか、外の人間どもに声を聞かれない為か……)
スゥ───
鬼は片手をひるがえし、部屋に簡易な結界を施した。
空気が一瞬揺れ、簾が静かに止まる。
「これで外の人間に俺たちの声も姿も届かぬ……どうだ? もっと乱れて俺を誘ってみろ……!」
「ひぁっ‥‥んっ‥‥ぁっ‥‥//」
鬼は片方の先端を舌で舐め弾き、もう片方を指でぐにぐにと扱く。
親指と人差し指で突起を摘み、軽く捻るたびに巫女の身体が跳ね、甘い声が漏れる。
「ふぅぅぅ‥‥」
それでもまだ声を抑えようとする巫女。外に聞かれるかどうかにかかわらず、快楽への羞恥が彼女をそうさせるのだ。
(そんなお前の抵抗が…俺の加虐心を膨らませると知らんのか)
もっと感じさせて、追い込みたい。
彼女を愛おしむ想いが……鬼の情欲を膨らませる。

