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正義と道徳のアクメ
第5章 女上司の性器からは畳や襖のような風情ある芳香が立ちのぼる!

数日前、港町のチンピラから啓子を救出すべく監禁場所へ突入した瞬間の光景が、これまでになくやたらと克明に浮かび上がってくる。
『ところで、死ぬのしばらくやめてみません?』
啓子さん…君はそんなことを言っておきながらあのチンピラどもに犯されて小鼻を赤く膨らませてたじゃないか…俺が助けに来た時にもどこか残念そうな顔をしてたよな…連中がイケメンだったからか?本当は…犯されて気持ち良かったんじゃないのか…?
おっ!俺は何てことを考えてるんだ…彼女は生命の危機に晒されてたってのに…!
だけど…でも…!ううぅっ…!
「お…俺以外の男に気持ち良さそうに抱かれやがってぇっ…!」
「なっ、何よ…何なのっ…?」
寝そべっていた男柱が美鈴の視界の中でムクムクと起き上がってゆく。この道場の脇に建つ、かつて開祖が厳しい修行を行ったという巨塔が目の前の部下の持ち物と重なる。
美鈴はチっ…と舌打ちを飛ばすと、さらに元部下を挑発した。
「フンっ…ムカつくとか殺すとか言っておきながらソコは正直なのね…これだから男ってやつは!」
「なぜ、ここまでする?愛情のない無能な部下に…それがお前の歪んだ正義ってやつなのかっ…?」
「あんたなんかどうだっていいの…出世と成功…それは私にとって何よりも大切な子供の頃の自分との約束なの!」
「そうかよ…じゃあ、テメェの望み通りにしてやるよっ!」
「ちょっ…あっ…キャあぁっ…!」
肉柱と共に勢い良く立ち上がった破綻者は、元上司を湯の中へ突き落とす。
「いやっ…や、やめて…」
「何がやめてだ!今さらっ…」
「待ってっ…ひとつだけ話を聞いて…」
「テメェはこれまで俺の話に耳を傾けた試しがあったか?」
「ごめんなさいっ…実はあなた…修行に耐えかねて死んだ弟にどことなく似てて…だから必要以上に厳しく…」
言いながら女湯へ逃げんと湯を掻く美鈴の髪を毟り掴み、学は湯中へ再び引きずり落とした。そして足元のおぼつかぬ首元を抑え込み、
「あうぅっ…!」
積み上げられた岩に押しつけて四つん這いの格好を取らせた。彼女の背中の傷は湯に火照り、真っ赤な唐草模様となって浮かび上がっている。
「あ、貴方はそんなこと出来る人じゃなかったのに…どうして…」
「それは今までの俺が弱かったからだ!正義の顔色を伺い…道徳のご機嫌を伺って浅く息をする生ける屍だった…」
「そんなのっ…」
『ところで、死ぬのしばらくやめてみません?』
啓子さん…君はそんなことを言っておきながらあのチンピラどもに犯されて小鼻を赤く膨らませてたじゃないか…俺が助けに来た時にもどこか残念そうな顔をしてたよな…連中がイケメンだったからか?本当は…犯されて気持ち良かったんじゃないのか…?
おっ!俺は何てことを考えてるんだ…彼女は生命の危機に晒されてたってのに…!
だけど…でも…!ううぅっ…!
「お…俺以外の男に気持ち良さそうに抱かれやがってぇっ…!」
「なっ、何よ…何なのっ…?」
寝そべっていた男柱が美鈴の視界の中でムクムクと起き上がってゆく。この道場の脇に建つ、かつて開祖が厳しい修行を行ったという巨塔が目の前の部下の持ち物と重なる。
美鈴はチっ…と舌打ちを飛ばすと、さらに元部下を挑発した。
「フンっ…ムカつくとか殺すとか言っておきながらソコは正直なのね…これだから男ってやつは!」
「なぜ、ここまでする?愛情のない無能な部下に…それがお前の歪んだ正義ってやつなのかっ…?」
「あんたなんかどうだっていいの…出世と成功…それは私にとって何よりも大切な子供の頃の自分との約束なの!」
「そうかよ…じゃあ、テメェの望み通りにしてやるよっ!」
「ちょっ…あっ…キャあぁっ…!」
肉柱と共に勢い良く立ち上がった破綻者は、元上司を湯の中へ突き落とす。
「いやっ…や、やめて…」
「何がやめてだ!今さらっ…」
「待ってっ…ひとつだけ話を聞いて…」
「テメェはこれまで俺の話に耳を傾けた試しがあったか?」
「ごめんなさいっ…実はあなた…修行に耐えかねて死んだ弟にどことなく似てて…だから必要以上に厳しく…」
言いながら女湯へ逃げんと湯を掻く美鈴の髪を毟り掴み、学は湯中へ再び引きずり落とした。そして足元のおぼつかぬ首元を抑え込み、
「あうぅっ…!」
積み上げられた岩に押しつけて四つん這いの格好を取らせた。彼女の背中の傷は湯に火照り、真っ赤な唐草模様となって浮かび上がっている。
「あ、貴方はそんなこと出来る人じゃなかったのに…どうして…」
「それは今までの俺が弱かったからだ!正義の顔色を伺い…道徳のご機嫌を伺って浅く息をする生ける屍だった…」
「そんなのっ…」

