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正義と道徳のアクメ
第8章 (最終話)何だか、新婚初夜みたいだね!

収縮する尻穴に射精の前兆を見た啓子は持ち場を離れ、シャワーの湯が降りしきる彼と壁の間に身体を滑り込ませて赤黒く腫れ上がった腸詰めを頬張った。
「あっ!出っ…出る出るっ…出る!」
「んんんっ!んっ…んん~っ…」
すぐさま啓子の口腔内には連日射精し続けているとは思えぬほど大量の精液が、ドクドク…と注ぎ込まれる。
僅かに眉をしかめた啓子はコクン…とそれを飲み干し、
「ふふっ、ご馳走様…」
丸く微笑んで脈動の止まらぬ肉柱の先端にキスをした。
「………」
今の啓子には、「若き淫婦」という表現がこれ以上なく似合っていると学は感じた。だのに、初めて立ちんぼエリアで見かけた時の綺麗さを、それこそ真っさらな桐箱から取り出された人形のような清廉潔白さと清純可憐さを今でも十二分に湛えている矛盾しきった事実に学は薄気味さを感じた。もう、何百回も…あるいは千回に達するほど淫らに交わり続けてきたと言うのに。
この女はこの世に実在する女なのか?実は自分は既に死んでいて、死後の幻の中でこの淫婦と暮らしているのではないか?と、そんな妄想すら抱かされた。
「ん…どうしたの?」
「布団…行かないか?」
「え?今出したばっかなのに…ちょっ…あぁんっ、もう…」
学はびしょ濡れのまま啓子を寝室まで引っ張っていくと、万年床の上へ押し倒した。何だか生ぬるい幸せを感じた。
人生、捨ててみないと分からないことばかりだなんて、人生は捨てたもんじゃねぇなぁ。と、心の中で苦笑いした。
その頃。大歓楽街の片隅のラブホテルからパンプスを履いた女が革靴の男と一緒に出てくると、限界集落の方向へと揃って歩き始めた。
その日の午後十時すぎのこと。昨晩とは打って変わって恐ろしく静かな夜だった。
あの後、あまりに部屋を散らかしてしまったのでふたりは部屋の掃除をした。目立つ箇所だけ片付けるつもりが止まらなくなり、大掃除へ発展した。掃除機をかけ、シーツを洗濯し、それをベランダに干して万寝床へ新しいシーツをかけた。
綺麗にしすぎた部屋がこの夜の静けさを強調していたのかもしれない。
隣室の壁からも物音がない。きっとチュウさんは珍しくホテル勤務なのだろうか。
そんな中、ふたりは、
「あっ!出っ…出る出るっ…出る!」
「んんんっ!んっ…んん~っ…」
すぐさま啓子の口腔内には連日射精し続けているとは思えぬほど大量の精液が、ドクドク…と注ぎ込まれる。
僅かに眉をしかめた啓子はコクン…とそれを飲み干し、
「ふふっ、ご馳走様…」
丸く微笑んで脈動の止まらぬ肉柱の先端にキスをした。
「………」
今の啓子には、「若き淫婦」という表現がこれ以上なく似合っていると学は感じた。だのに、初めて立ちんぼエリアで見かけた時の綺麗さを、それこそ真っさらな桐箱から取り出された人形のような清廉潔白さと清純可憐さを今でも十二分に湛えている矛盾しきった事実に学は薄気味さを感じた。もう、何百回も…あるいは千回に達するほど淫らに交わり続けてきたと言うのに。
この女はこの世に実在する女なのか?実は自分は既に死んでいて、死後の幻の中でこの淫婦と暮らしているのではないか?と、そんな妄想すら抱かされた。
「ん…どうしたの?」
「布団…行かないか?」
「え?今出したばっかなのに…ちょっ…あぁんっ、もう…」
学はびしょ濡れのまま啓子を寝室まで引っ張っていくと、万年床の上へ押し倒した。何だか生ぬるい幸せを感じた。
人生、捨ててみないと分からないことばかりだなんて、人生は捨てたもんじゃねぇなぁ。と、心の中で苦笑いした。
その頃。大歓楽街の片隅のラブホテルからパンプスを履いた女が革靴の男と一緒に出てくると、限界集落の方向へと揃って歩き始めた。
その日の午後十時すぎのこと。昨晩とは打って変わって恐ろしく静かな夜だった。
あの後、あまりに部屋を散らかしてしまったのでふたりは部屋の掃除をした。目立つ箇所だけ片付けるつもりが止まらなくなり、大掃除へ発展した。掃除機をかけ、シーツを洗濯し、それをベランダに干して万寝床へ新しいシーツをかけた。
綺麗にしすぎた部屋がこの夜の静けさを強調していたのかもしれない。
隣室の壁からも物音がない。きっとチュウさんは珍しくホテル勤務なのだろうか。
そんな中、ふたりは、

