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異次元バーチャル裸島
第6章 この世では結ばれない関係の2人

大学生になった初めての夏、僕は、女性と初めてのセックスをした。
相手は、3つ年上のいとこ・尚美。今年、大学4年生だ。
夏休みの初日に街の書店に出かけ、道を歩いていたら声をかけられた。
「ユキ君~?」
「あ?尚美ちゃん…」
尚美はにこにこ微笑んで、僕をじっと見てくる。
僕も、尚美の美しい顔とグラマーなカラダをじっと眺めている。
2人は、こうやって偶然会うと、いつもこうして見つめ合っていた。
ただいつもなら、住んでる家の近く、つまり尚美の家と同じ地域でばったり顔を合わせるので、見つめ合うのは数秒間にとどまっていた。
誰かに見られたら、やばいからだ。
しかし、今日は街での出会い。
顔を知っている人もいるかもしれないが、見られる確率はぐんと低くなっている。
解放的だ。
夏休みが今日から始まったという解放感も加わり、僕はムラムラした。
「なおみとセックスしたい」
僕は、尚美の耳にささやいた。いつもはちゃん付けで呼ぶが、今は呼び捨てだ。
尚美は、頬を赤くした。
「うれしいわ~!ユキト、セックスして~!」
尚美は、僕の耳にささやき返してきた。
やったあああーッ!?
その後、ラブホテルに2人で行き、セックスした。
尚美が、僕のことをめちゃくちゃ好きで、僕一途だったことも知った。
僕は、幸福感に包まれた。
「なおみと2回目のセックスがしたい」
と提案すると、尚美は顔を曇らせた。
「ユキト~、これ以上すると未練が残っちゃうから~、ダメ」
「そう簡単に会えないから、何度もセックスしたいんだ!」
と迫ったが、尚美は首を横に振るばかり。
僕と尚美は、リアルには決して結ばれない間柄だった。
いとこ同士は、法律上、結婚可能だ。
しかし問題は、そこじゃない。僕の親と尚美の親、つまりきょうだい関係なのだが、互いに殺し合いかねないほど仲が悪く、険悪なのだ。
そして田舎の家庭にありがちなのだが、僕も尚美もいちおう携帯電話を持っているが
「誰にかけた?」「誰からかかってきた?」「誰とやり取りした」
を親から逐一チェックされ、親が認めた相手以外とやりとりすると携帯電話没収となる。
18歳以上だから自由に契約できるわけだが、金融機関の口座契約に必要な身分証明書を2人とも親に完全管理されてしまっていた。
田舎の家父長制というやつだ。
2人が結ばれるには、駆け落ちするしかない。
相手は、3つ年上のいとこ・尚美。今年、大学4年生だ。
夏休みの初日に街の書店に出かけ、道を歩いていたら声をかけられた。
「ユキ君~?」
「あ?尚美ちゃん…」
尚美はにこにこ微笑んで、僕をじっと見てくる。
僕も、尚美の美しい顔とグラマーなカラダをじっと眺めている。
2人は、こうやって偶然会うと、いつもこうして見つめ合っていた。
ただいつもなら、住んでる家の近く、つまり尚美の家と同じ地域でばったり顔を合わせるので、見つめ合うのは数秒間にとどまっていた。
誰かに見られたら、やばいからだ。
しかし、今日は街での出会い。
顔を知っている人もいるかもしれないが、見られる確率はぐんと低くなっている。
解放的だ。
夏休みが今日から始まったという解放感も加わり、僕はムラムラした。
「なおみとセックスしたい」
僕は、尚美の耳にささやいた。いつもはちゃん付けで呼ぶが、今は呼び捨てだ。
尚美は、頬を赤くした。
「うれしいわ~!ユキト、セックスして~!」
尚美は、僕の耳にささやき返してきた。
やったあああーッ!?
その後、ラブホテルに2人で行き、セックスした。
尚美が、僕のことをめちゃくちゃ好きで、僕一途だったことも知った。
僕は、幸福感に包まれた。
「なおみと2回目のセックスがしたい」
と提案すると、尚美は顔を曇らせた。
「ユキト~、これ以上すると未練が残っちゃうから~、ダメ」
「そう簡単に会えないから、何度もセックスしたいんだ!」
と迫ったが、尚美は首を横に振るばかり。
僕と尚美は、リアルには決して結ばれない間柄だった。
いとこ同士は、法律上、結婚可能だ。
しかし問題は、そこじゃない。僕の親と尚美の親、つまりきょうだい関係なのだが、互いに殺し合いかねないほど仲が悪く、険悪なのだ。
そして田舎の家庭にありがちなのだが、僕も尚美もいちおう携帯電話を持っているが
「誰にかけた?」「誰からかかってきた?」「誰とやり取りした」
を親から逐一チェックされ、親が認めた相手以外とやりとりすると携帯電話没収となる。
18歳以上だから自由に契約できるわけだが、金融機関の口座契約に必要な身分証明書を2人とも親に完全管理されてしまっていた。
田舎の家父長制というやつだ。
2人が結ばれるには、駆け落ちするしかない。

