この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ドMな王妃は、ドSな王様にやらしく溺愛される
第1章 ♡

ディナーが終わり、私は、そっとユディアル城の扉を開ける。
そこには、情熱の赤い炎のような薔薇が咲き誇っていた。
ここに嫁いできて、唯一、一番来てよかったと思える場所。
扉をあければ、私をさらに色づかせてくる薔薇が、今日も美しく咲いている。
夜空に照らされた薔薇たちは、すごくきれいだった。
夜。私はここにくるのが、一番の楽しみであった。
もちろん、王妃である私が、側付きの許可なしに出入りしてはならない。
しかし、私だって人間である。たまには、ちょっと
羽根を伸ばして、休みたい時間も必要なのだ。
そっと、薔薇に顔を近づけ、匂いを嗅ぐ。 上品で、
でもどこか儚い、魅了される匂いだ。わたしはこの匂いを毎晩嗅ぐために、生きているのかもしれない。
甘くて、身体がふわふわしてくる。胸の奥深くがドキドキして、幸せな気持ち。
いつかメイドが、そのような気持ちに似ているのが、『恋』であり、『愛』に変わっていくと。
私には、それが何なのか分からない。
今まで、あの人に全てを授けるために、第一王子の王妃して、恥ずかしくないように、育てられただけだもの。
確かに、彼は嫌な人ではない。
私の、毎回変わるドレス、メイク、髪型、飾り、細かいところまで全て気づき、『姫、今日も美しいです。』と私のことを隅々まで褒めてくれる。
彼と共にいると安心する。
その気持ちが、恋というものなのか。
「今日もお一人ですか?」
静かな夜に、声がしたので、ドキリとしながら振り向く。
声の正体は、レグドル様だった。
そこには、情熱の赤い炎のような薔薇が咲き誇っていた。
ここに嫁いできて、唯一、一番来てよかったと思える場所。
扉をあければ、私をさらに色づかせてくる薔薇が、今日も美しく咲いている。
夜空に照らされた薔薇たちは、すごくきれいだった。
夜。私はここにくるのが、一番の楽しみであった。
もちろん、王妃である私が、側付きの許可なしに出入りしてはならない。
しかし、私だって人間である。たまには、ちょっと
羽根を伸ばして、休みたい時間も必要なのだ。
そっと、薔薇に顔を近づけ、匂いを嗅ぐ。 上品で、
でもどこか儚い、魅了される匂いだ。わたしはこの匂いを毎晩嗅ぐために、生きているのかもしれない。
甘くて、身体がふわふわしてくる。胸の奥深くがドキドキして、幸せな気持ち。
いつかメイドが、そのような気持ちに似ているのが、『恋』であり、『愛』に変わっていくと。
私には、それが何なのか分からない。
今まで、あの人に全てを授けるために、第一王子の王妃して、恥ずかしくないように、育てられただけだもの。
確かに、彼は嫌な人ではない。
私の、毎回変わるドレス、メイク、髪型、飾り、細かいところまで全て気づき、『姫、今日も美しいです。』と私のことを隅々まで褒めてくれる。
彼と共にいると安心する。
その気持ちが、恋というものなのか。
「今日もお一人ですか?」
静かな夜に、声がしたので、ドキリとしながら振り向く。
声の正体は、レグドル様だった。

