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ドMな王妃は、ドSな王様にやらしく溺愛される
第1章 ♡

向かった先は、私の部屋…ではなく、王室だった。
彼は、私の手を離さない。ただ、強く、でも優しく握りしめていた。
私もまた、鼓動が鳴り止まなかった。
これが、これが恋というものなのかしら。
「ミシュエル。」
彼が私を呼ぶ。それに応じるように、私も頬を優しく撫でた。
レグドル様の大きくて柔らかい手が、私の頬に当たって、心地良い。
そっと、瞳を閉じると、ふわりと唇が重なった。彼の唇が、そっと私の唇に触れる。
軽く、柔らかく。鼓動が耳の奥で波打つ。
唇に近づく気配に、思わず目を閉じた。
…そして、ふわりと、あたたかく触れる感覚。
初めてのキスは、甘い蜂蜜の味がした。
けれど、すぐに、もっと深く、熱を込めて重なってきた。
「ん……っ」
思わず漏れた声と一緒に、肩がびくりと揺れた。彼の手が私の頬を包んで、逃げられないようにそっと支える。その手のひらがあたたかくて、心までじんわり溶かされる。
唇がきゅっと吸い上げられて、離れたと思った瞬間、またすぐに重ねられる。啄むように、でも、意地悪なほどゆっくりと。
「……反応してる。」
彼が笑いながら囁く。低くて甘い声が耳に落ちて、背中がぞくっとした。
「だって……」
言葉の続きを言おうとしたのに、彼の親指が唇の端にそっと触れて、また奪われる。
柔らかくて、温かくて、少しだけ甘い。
さっきよりも、何倍も距離が近くなって、私はどこを見ていいのか分からなくなって、視界が泳ぐ。
「ミシュエル…とお呼びしてもいいですか。貴女ともっと近づきたいです。国の方針ではなく、夫婦として。」
「私も…。レグドルとお呼びしても…。」
「もちろん。」
私たちは、また、唇を重ね合わせた。さっきとは違う、お互いのことを感じ合わせる口づけを。
彼は、私の手を離さない。ただ、強く、でも優しく握りしめていた。
私もまた、鼓動が鳴り止まなかった。
これが、これが恋というものなのかしら。
「ミシュエル。」
彼が私を呼ぶ。それに応じるように、私も頬を優しく撫でた。
レグドル様の大きくて柔らかい手が、私の頬に当たって、心地良い。
そっと、瞳を閉じると、ふわりと唇が重なった。彼の唇が、そっと私の唇に触れる。
軽く、柔らかく。鼓動が耳の奥で波打つ。
唇に近づく気配に、思わず目を閉じた。
…そして、ふわりと、あたたかく触れる感覚。
初めてのキスは、甘い蜂蜜の味がした。
けれど、すぐに、もっと深く、熱を込めて重なってきた。
「ん……っ」
思わず漏れた声と一緒に、肩がびくりと揺れた。彼の手が私の頬を包んで、逃げられないようにそっと支える。その手のひらがあたたかくて、心までじんわり溶かされる。
唇がきゅっと吸い上げられて、離れたと思った瞬間、またすぐに重ねられる。啄むように、でも、意地悪なほどゆっくりと。
「……反応してる。」
彼が笑いながら囁く。低くて甘い声が耳に落ちて、背中がぞくっとした。
「だって……」
言葉の続きを言おうとしたのに、彼の親指が唇の端にそっと触れて、また奪われる。
柔らかくて、温かくて、少しだけ甘い。
さっきよりも、何倍も距離が近くなって、私はどこを見ていいのか分からなくなって、視界が泳ぐ。
「ミシュエル…とお呼びしてもいいですか。貴女ともっと近づきたいです。国の方針ではなく、夫婦として。」
「私も…。レグドルとお呼びしても…。」
「もちろん。」
私たちは、また、唇を重ね合わせた。さっきとは違う、お互いのことを感じ合わせる口づけを。

