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火照るあなたの横にある小説
第1章 明かりのむこうに
【余白にひらく】

ふたりは少しずつ、暮らしを寄せ始めた。
書店の閉店後、灯が鍵を閉める音を澪は後ろで待つ。

隣を歩く足音、カップを持つ仕草、
当たり前のように見える一瞬が、どれも愛おしかった。

ある晩、灯は澪をそっと後ろから抱きしめた。

「澪は、どうしてわたしに触れたの?」

「…声が欲しかったから。誰かに、大丈夫って言ってほしかった」

灯の胸に澪の頬が寄せられた。

「わたしは、あなたに触れられて生き返ったの」

その言葉に、灯は澪の手を強く握り返した。
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